第二十六章 時間の変化

地球は一昼夜の時間を24時間と定まっています。つまり地球が一回自転する時間が24時間かかるということです。
他の惑星では、木星の自転が一番速く、約10時間で一回自転します。
どうして木星が一番速く自転するのでしょうか。
それはその星の質量と関係するのです。
質量が大きくなればなるほど、すなわち重い星ほど自転速度が速くなるのです。
太陽系惑星では、木星が一番重い、だから一番自転速度が速い。
ブラックホールはとてつもない重さの星です。
太陽は地球の約100倍の大きさです。
太陽の質量が今の約3倍になると、太陽はブラックホールになります。
地球は一回自転するのに24時間つまり86400秒かかっていますが、太陽という恒星は実は1秒間に100回転しているのです。
ブラックホールになると1秒間に300回転しています。もっと重いブラックホールだともっと速くまわるわけです。
この法則は地球上でも適応されています。
アイススケートの選手が、旋回するのを見たことがありますか。
最初、手を広げながら回転しているのを、回転を速めようとするには、どうしていますか。
手を胸の処に縮めると急に旋回速度が速まるでしょう。それは腕の重力分、中心に移って、回転する物体すなわちスケーターの重量が増すから回転速度が速くなるのです。
理屈では解っていなくても、人間は鍛錬で知っているのです。
そうすると人間が一日と感じている86400秒が、太陽では100分の1秒、つまり時間の感覚が地球と太陽では八百六十四万倍違うのです。
ということは人間が一年と感じているうちに太陽では八百六十四万年経過していることになるのです。
別の言い方をすれば、人間の平均寿命を80年とすれば、人間の一生は、太陽上では約5秒の感覚なのです。
ブラックホールでは約1秒です。あなたの一生は。
なぜ地球上の人間が月に移動していくかの理由がここにあるのです。
太陽がブラックホールになって、地球が太陽のような恒星になると、時間の感覚が今とまったく変ってしまうのです。
そのため、重さの軽い月に移動する訳です。
地球人のままでいると、自分の時間の感覚が蟻の時間の感覚のようになってしまう。
そうすると、命を粗末に扱うようになる。今でも時間の感覚の変化が刻一刻変化しているため、人間は命を粗末にするようになってきています。
このまま、地球上に居続けると、人間はますます、その傾向が強くなる。
だから、どこかの時点で月に移住しなければならなくなるのです。
他の有機生命体にも同じことが言えるのですが、人間もこれからどんどん重くなっていき、その都度、時間の感覚が速くなっていきます。
わたしの肉体である地球がそうであるように、人間の肉体も重くなっていく。
その「想い」は、人間では何でも自分のものとして蓄積する欲の「心」が原因になっています。
月に行けば、必然的に軽くなるから、その欲の「心」も軽くなります。
問題は地球にいる人間の「心」の重さが、このままではどんどん重くなっていく。
この問題を何とかするのがカミとしてのわたしの使命であり、本当に人間の神となる上での登竜門であるのです。