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第三十章 黙示録のヒント テンシが×印をつけたのは、欧米社会を中心に世界の一大宗教になった教えの原点になる書物の中にある世紀末の予言書を参考にしたのだと思います。 その宗教の開祖である神の子と称する者が、救世主として出現した年代を起点にして、世界の変遷を一千年単位で見て、救世主出現前の一千年を暗黒の一千年とし、神の子である救世主が現れて、世を正す。それからの一千年を灯りの一千年として祝福されるのですが、またまた人間は堕落していき、次の一千年は、また暗黒の一千年になる。 そしてまたその一千年の終末に救世主が再び現れる。 それが、まさに二十世紀から二十一世紀に移る狭間の現代と言えるでしょう。 その前に、堕落した人間を大掃除する七人の使者が天から降臨して、世界に天変地異を起こし、×印のついた人間はお仕置きを受けて消滅することを予言したもので黙示録と呼ばれています。 この中で、獣の666という表現が出てきます。 これは何を意味するかというと、なかなかの鋭い洞察で、人間の種類を三種類に分けている。 ひとつは、神性に目覚めた人間のことを指しているのですが、そういう人間は1、4、7という数字を好む傾向があるのです。 一は絶対なる唯一の神を意味し、四はその神の子を表し、七はその使徒を意味するものです。七つの大罪とか、七人の使者などと七を非常に重要視しています。 ひとつは、人間の善性に目覚めた人間で、そういう人間は2、5、8という数字を好む傾向がある。つまり性善説をベースにした人間です。 そして最後が、3、6、9という数字を好む傾向のある人間は悪性を持った、唯物的人間を指しており、性悪説をベースにした人間をいいます。その3、6、9の数字を獣の数字666と表現しているのです。 そこでテンシには内緒ですが、みなさんにヒントを差し上げたいと思います。 テンシが×印をつけたのは、この3、6、9の数字を好む唯物的な人間を示唆しているのです。 黙示録でも、×印をつけられているのが、この獣の数字666という表現で示されている偶像崇拝の唯物的人間を言っているのです。 大事なのは、数字の好みで判断するのではなく、あくまでこれは象徴的に言っているわけであって、人間の精神性を無視したような人間は、どうしても悪をばら撒くことをしてしまう。それが獣的だから獣の数字と言われているのです。 ちょうど、二十世紀が終わって、まさに暗黒の一千年が終末を遂げました。 これから、いよいよ、黙示録の予言通りのことが起きるかどうかは、人間そのものの精神性にかかっていると思うのです。 そして、また救世主が現れるかどうか、これも人間一人一人の精神の中に救世主の考えと一にするような精神の向上があるかにかかっており、テンシもそこを判断基準にしておると思います。 これからの100年の間に、この×印の人間を篩にかけて、来る月への移住の準備に入っているのだと思って頂きたい。 |