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第三十六章 宇宙の誕生 絶対宇宙という無(無限と言ってもよいし、時空のない世界と言ってもよい)の状態から、初めて全体宇宙という有限の世界が生まれたときに最初に生まれた物質が水素なのです。 水素は原子核一個に、そのまわりを回る電子も一個でできています。水素が全体宇宙に遍在していたのが最初の宇宙の状態だったのですが、水素と水素がぶつかって原子核のまわりを回る電子が二個になることで、原子核一個と電子二個のヘリウムという新しい元素が出来たのです。そのときそれぞれの水素の持つ原子核が融合して二個の原子核が一個になったときに、巨大なエネルギーを放出するのです。そのエネルギーが全体宇宙に遍在して全体宇宙が誕生したのです。核融合による最初の爆発がビッグバンであり、そしてそのときできたヘリウムガスが星という物体をつくっていき、150億年の拡がりを持っているのが全体宇宙なのです。 しかし、全体宇宙には依然、水素ガスが遍在し、水素ガスでできた星がたくさんあります。 わたしたち、太陽系惑星群のある銀河系星雲だけでも7000億の恒星がありますがほとんどが水素ガスでできた星です。太陽もそうです。 最初のビッグバンが核融合によってのものであり、それが宇宙の膨張の原因であり、そこから、新しい元素がどんどん生まれてきたのに対して、核分裂によって電子二個のヘリウムから、電子一個の水素が二個生まれるという過程もある。これは多くの元素の一個の原子核が核分裂することによって元素番号の数だけある電子が分かれて、別の元素番号の小さい元素に枝分かれしていき、最終的には元素番号1の水素に回帰していくのが宇宙の収縮の原因であるのです。 従って、全体宇宙というのは、決して膨張し続けているのではなく、収縮もしており、その交互のプロセスで成り立っていると考えていいでしょう。 それでは絶対宇宙はどうなっているのか。 今まで、お話した全体宇宙が、膨張と収縮を繰り返している中で、まったく異次元のところでも別の全体宇宙が無数にあって、そこの間では空間や時間というものが存在しない、エネルギーの変位した物質の世界であるわたしたち全体宇宙では、想像も出来ない存在がある、それが絶対宇宙なるものなのでしょう。 ここで、もう一度おさらいをしますと、物質でできた空間と時間がある全体宇宙が無数にある、その全体宇宙を繋げている時空のないトンネルがあって、そのトンネルがクモの巣のように張りめぐらされている、今流にいえばネットワークになっている。そのネットワークが絶対宇宙であります。 ネットワークの各ステーションが全体宇宙という時空のある(実在する)宇宙とするならば、それをつなげているネットワークという概念(実在するものではなく、観念としてあるの)が絶対宇宙なのです。 だから、絶対宇宙はこうだ、ああだと具体的に説明できるものではない、わたしたち全体宇宙とはまったく違った次元のものであると理解して欲しいのです。 その、侵すべからざる存在というか観念が、わたしたち実在する「想い」のルーツであり、祖先と言っていいでしょう。 無から有が誕生した原点であるのです。 そしてそれが永遠の円循環をしており、わたしたちの世界では月が無へ回帰する最終段階なのです。 実在と実在との間にネットワークという観念がある。 ここの理解ができたら、実在同士の間でのいざかいといった相克が起こらないのですが、その相克を繰り返しておるのが地球上の人間という有機生命体なのです。 そしてそれをコントロールしておるのが、他ならぬわたしであるのです。 この改正編で、しつこいほど言っておるのは、来る決断編、実行編で、気がつくことは遅いのです。その時には行動あるのみになる。その時にまだ理解できずに迷っていることは許されないのです。 ほとんどの人間が肉体の死のときに恐れるのも、理解ができないままで肉体が消えていくからなのです。 どうか、この改正編で十分理解をして頂きたいと思うのです。 |