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第四十章 神と人間の関係 わたしが地球を司る神として50億年近い年月が経ちました。 人間の祖先である人類の誕生は、せいぜい数百万年前です。そしてわたしたちと同じ「想い」を持った人間として文明を持った生活を始めてから、まだ30万年程度なのです。 しかし有機生命体の誕生は、40億年ほど前から始まっております。 そうしますと、40億年前から始まった有機生命体が進化し、「想い」を持った人類、つまり、ホモサピエンスが生まれたのは、ほんの最近であるということです。 50億年分の30万年ということは、人間の一生にとっては、ほんの1日程度ということであります。 つまり産まれたての赤ん坊であります。 何を言いたいかと申しますと、宇宙の中にある無数の星が物質である肉体として、物質のない、すなわち空間や時間が存在しない絶対宇宙から、ホワイトホールを通して我々の全体宇宙に産まれ落ちたとき以来、それぞれの星という肉体には「想い」というものが、絶対宇宙から同時に産まれてきた。だから、その「想い」がこの全体宇宙を、秩序正しく運動させているわけです。その「想い」が地球という無数の星の中のひとつに、地球が産まれた10億年あとに有機生命体という特殊な物質を産んだ。最初は非常にシンプルな有機化合物でできた単細胞からはじまり、40億年経った今、人間という、宇宙と同じ運動メカニズムを持った小宇宙的有機生命体を30万年前に創った。それが人間で、星と同じ「想い」を持っているのです。 まだ産まれたての赤ん坊ですから、その「想い」はきわめて幼稚ですが、我々と同じ「想い」を持っておる。 まだ産まれたての幼稚な「想い」とはいえ、彼等には特別な使命があるのです。 あと50億年後に、今の全体宇宙の巨大なブラックホールから、絶対宇宙を通って、別の全体宇宙のホワイトホールの穴から移動していく予定になっていますが、その旅のパイロットが人間の使命なのです。 わたしの肉体である地球もいずれ太陽に吸い込まれ、太陽も銀河星雲の中心にあるブラックホールに吸い込まれ、膨張してきた全体宇宙が、ビッグバンという形で他の全体宇宙から、この全体宇宙に飛びだしてきたときと同じように、収縮を始め、超巨大なブラックホールに全体宇宙がなってすべてが他の全体宇宙に絶対宇宙というタイムトンネルを通って移動していく、この収縮の過程に転じるきっかけをつくるのが月であり、それを操縦するのが人間なのです。 地球の神であるわたしが宇宙飛行船とすれば、宇宙飛行士が人間であるわけです。物体としての宇宙飛行船が地球であれば、人間という物体が宇宙飛行士であり、その宇宙飛行船の「想い」がわたしで、宇宙飛行士の「想い」が人間の「想い」なのです。 その「想い」がばらばらだと、予定された旅は出来ません。 神であるわたしと、人間の共同作業がスムースにいくためには、人間の「想い」が今みたいなころころ変わる心のようでは困るのです。 それなら、いっそのこと精巧なコンピュータを使った方がましです。 ところが、人間がつくったコンピュータだけに、愚かなことに人間の「想い」と同じ機能を持たせようとやっきになっておる。これはまさに自殺行為であることを分かっていない。 これから、人間世界はますますコンピュータ依存の世界に変わろうとしています。 この方向を間違えれば、とんでもないことになります。 しかし、残念ながら今のところ、間違った道を歩んでいます。これを是正させるのがわたしの責任であります。 |