第四十七章 決断への「想い」の準備−3

これからの100年の間に、人間は宇宙ステーションを建設していき、2020年頃には、いよいよ月に居住地を建設するでしょう。
水の生成もそれまでには、月で大型設備を建設するでしょう。
そして2050年頃には、約1万人の人間が本格的に月で生活を始めることになると思います。
ここで、問題が起きてくることがあります。2020年から2050年ということは、これから、生まれてくる人間の時代だということです。
今生きている人間は大半死んでいなくなっているということです。
そこで、誕生と死で、お話しましたように、誕生と死の仕方にも16種類あると言いましたね。
息、生理的行為、思考、行動に要因があると言いましたね。
特にこれから生まれてくる人間は、この要因をカバー出来て、生まれてきてもらわなければならないのです。
当然、彼らを生む親たちが、その点を十分認識してもらうことはもちろんなのですが、主役は、生まれてくる子供たちなのです。
今の若い世代は、息、生理的行為、思考、行動どれひとつとっても理にかなっていない。その世代が生む子供たちが、重要な世代であるのに、その親になる候補者たちが、今精神性において最悪の状態にあるのが実態です。
現在の地球世界を見ていますと、100年前ならば、間違いなく大戦争を起こしているでしょう。そして人口が3分の1ぐらいに減っているはずです。
これは、ある意味で宇宙の法則に則した一つの方法なのですが、人間も学習能力を身につけて、同じ過ちを繰り返さないよう努力しているのです。
しかし、自然淘汰の原理が飽和状態にきていますから、これから20年の間に人口が激減するような出来事が起こるでしょう。
その時に、来る月への移住計画要員を、きっちりと育てておかなければなりません。
そうしますと、今の10代から20代の若い人間に、理にかなった生きかた、死に方、誕生の仕方を勉強させておかなければなりません。
しかし、今の教育制度では、逆効果です。
この問題は緊急を要するものであります。
現在の指導者層の人間たちが、早急に、教育システムと、その内容を刷新しなければなりません。
現実的に考えて、彼らには無理でしょう。
そこで、テンシの協力が必要となってくると思います。
本来ならば、ソフトランディングがいいのですが、到底無理なら、テンシがかねてから用意している×印の人間の、お仕置きで篩にかけるしかないと思います。
テンシは確実に準備を整えています。
×印の人間は、自己子孫本能欲の強い者だと以前お話しました。
これは理にかなった生理的行為にもつながることですが、肉体の子孫よりも魂の子孫をつくることが理にかなった生理的行為なわけです。
つまり、肉体の欲するままの性的行為では、肉体の子孫保存欲だけであるのです。
精神性を重視した性的行為が、理にかなった生理的行為であり、そこから生まれる子孫は魂を引き継ぐ子孫であるのです。
現代の様子では、肉体のみの生理的行為をしておる。そういった意味でも、今が最悪の状態でしょう。
夜明けの前の夜が一番暗い。それが現代です。
あと20年もすれば、世界はがらりと変わります。
そのとき、誕生、生きる、死ぬ、この三つの基本原理が、息、生理的行為、思考、行動という四つの要因において、理にかなったものが常識の世界になっているでしょう。