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第八章 人間とは 前章では 神というものの実体を、お話しました。 ここでは、人間というものがどんな目的で、どのようにして生まれたのかを、お話したいと思います。 どんな目的でと言うと、そこに何らかの意図つまり意識が働いているように誤解されるかも知れませんね。 そうではなくて、ここに一つの宇宙という機械システムがあるとしましょう。機械システムは何かの仕事をする為につくられたはずです。そうなら誰が何の目的でつくったのかという疑問が湧いてきます。 しかしこの宇宙という機械システムは何の目的もなくある条件下での必然性から生まれたのです。 必然性とは法則通りに従ってということです。 ある条件下というのはエネルギーが運動している、つまり変化してある場所から別の場所に移動したときのある変位した状態のことです。 エネルギーがある変位した状態のとき、絶対法則に従った結果生じた偶然的産物が宇宙という機械システムなのです。だからそこには何ら意図的なものはありません。 そうするとその一部品である星雲も太陽も地球もその上にある有機生命体もすべて偶然の所産であるわけですが、法則通りに部品というか、システムを構成する一つの機能を持った単品機械としての機能は持っている。 人間もそういう意味で一単品機械としての機能があるはずです。 それを、どんな目的で、どのようにして生まれたのか、と言った訳です。 人間という有機生命体が宇宙という機械システムの中でどんな単品機械なのかをまず考えてみましょう。 七の法則というのを思いだしてください。 絶対宇宙から始まって月で終わる七段階の中で月は最終の段階で次の絶対宇宙への橋渡し役を果たしています。レからまた次のドに移る回帰の重要な段階です。 月の前の段階が地球です。その地球のエネルギーを月に供給する機能を持った単品機械が人間という部品なのです。もっと厳密に言えば地球のエネルギーを月に供給するときに、月が扱いやすいエネルギーに変換する熱交換機が人間なのです。 ではなぜエネルギーを変換しなければならないのか、そしてなぜ地球が直接月に与えられないのか。ここで大事な法則があります。 それは単品機械は単一の機能しか持っていないということです。 地球は太陽から与えられたエネルギーを地球なりに使っているだけです。そして使い切ったエントロピーとなったエネルギーを月に与えているのです。そのエントロピーすなわち地球上では使用済みになったエネルギーを月で使用出来るようにするのが人間の機能なのです。 太陽の場合も同じで太陽が自分にとって使用可能なエネルギーを使い切ったとき、太陽の表面に黒点というのができます。それは太陽にとっては使用済みのエントロピーなのですが黒点に変換されると地球では使用可能となるのです。そのエネルギーは日々地球に注がれている太陽光線なのです。 同じメカニズムで、地球で使用済みのエネルギーが月で使用可能なエネルギーに変換する仕事を人間がやっているのです。 では月が使用可能なエネルギーとはどんなものなのか。 絶対宇宙に回帰する最後の段階が月だと言いました。その段階では太陽から地球、地球から月へと流れるエネルギーのベクトルは同一方向ですが、月から絶対宇宙に回帰する段階で方向修正をしないと回帰できないのです。そこで今までのエネルギーとベクトルの違ったエネルギーが月には必要なのです。それが、月が使用できるエネルギーで、人間がその変換をする役割を持っている。それが人間の存在目的です。 では次の、どのようにして地球のエネルギーを人間に与えて、人間はそのエネルギーを自分たちが使った後、月が使用できるエネルギーに変換できるのか。 これこそ人間にとっての最大のテーマなのです。 60億あまりの人間が地球上でいろいろなエネルギーを消費しています。 地球最大の消費者でしょう。食料、水、そして熱を消費しています。これらは地球が人間に与えた使用可能なエネルギーです。つきつめてみれば熱です。食料や水もある条件下での熱エネルギーの変位したものです。 人間が必要とする熱は広い範囲でありますが、食料・水という最大のエネルギーの熱は摂氏0度から100度までです。 人間の使用する熱の99.99999%は0度から100度の熱です。 ところが月で使用される熱温度は摂氏130度以上か摂氏マイナス130度以下なのです。 人間は知らず知らずのうちに自分たちのエネルギーを使って、その使い済みのエントロピーを摂氏130度以上もしくは摂氏マイナス130度以下にして月に供給しているのです。 人間とは絶対宇宙に回帰する前段階の月にベクトル変更のエネルギーに熱交換して供給する、絶対宇宙の機械システムにおいても重要な単品機械といえるでしょう。 そういう観点から見ると確かに人間という有機生命体は選ばれたる存在であり、それをサポートするのがわたしの役目だと思います。 |