第十七章 体力

忍耐力を発揮することは、巨大なエネルギーを消耗することで、人生の中で、そう何回も出来ることではないと、お話しました。
しかも、ひとたび忍耐力を発露しなければならないとなると、普段の数十日から数百日のエネルギーが必要となる。
そうしますと、80年の人生の中で毎月、毎年、そんなことがあっては体がもちません。
耐えることを、まったくしなくても、1日数千キロカロリーのエネルギーが必要なのです。その中で数十日分や数百日分のエネルギーを蓄積するためには、数年かかるはずです。しかも普段の生活の中でも、小さいことだが耐えることを要求されることが多々あります。
そうしますと、人生の中で、大きな流れのベクトルを変えるようなことは7年から10年に1回ぐらいだと思います。
その為に、日々エネルギーの蓄えに精進して体力をつけて欲しいと思います。
ただ体力といっても、何も体だけの力ではなく、忍耐力という精神面の要素が大きく占める、総合的な体力の強化に励んで頂きたい。
そういう点で肉体的エネルギーの消耗はたかがしれており、精神的エネルギーの消耗の方が、はるかに激しいことをよく認識して下さい。
精神的エネルギーの最大の消耗は、悪い循環の「想い」であります。
原因は外的なものではなく、すべて内的なものです。
そういう意味では肉体も含めて、特に精神的タフさを具えた体力の増強に励んで頂きたいと思います。