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第十八章 カミから神へ これまでの決断編でお話してきたことは、来る2020年、2050年そして2100年に向けての実行すべきことをきっちり実行する為の、人間が決断すべきことの詳細でした。この詳細に当てはまらない人間は月への切符を手に入れることが出来ないのです。 これから、お話することは、何も人間だけが、こうあらねばならない、と言っている訳ではなく、わたしカミ、テンシそしてヒカリの共同作業であり、それぞれも、これから、どうあらねばならないか、何をすべきかを明確にしていくことであります。 そこでまず、わたしのことから、お話していきたいと思います。 その前に、それぞれの立場をはっきりしておきたいと思います。 テンシは、来るべき時に、受け皿となる月の「想い」です。したがって現在の地球を支配している「想い」のわたしカミと同じ立場になる訳です。 そういう意味では受け身的であります。 一方ヒカリは、もっと大きな目的があって、その為のカミ、テンシ、そして人間それぞれの役割を、きっちりと果たさせるのを見極め、時には助けの手を差し伸べる立場であります。 わたしカミは、地球号の宇宙飛行士だったのですが、その役割を終えて(何も出来が悪かったので本来の役割を下ろされた訳ではありません。誤解のないように)、地球号に、少し癖のある生命体ですが、立派な宇宙飛行士の役割を果たす能力と可能性を具えた、人間という生命体を見出したので、ヒカリ、テンシ、そして他の兄弟とも話し合って、彼らを教育して、新しい宇宙船の宇宙飛行士として託してみようということになったのです。 ただ、今までの行状が余りにもひどいので、能力、可能性は買うが、このままでは到底受け入れることは出来ない。そこでわたしカミが、地球号と別れを告げて、人間の神として専念して、人間を徹底的に教育していくことになったのです。 そういう点では、非常に重大な役割を背負ったことになります。 今までのカミならもっと、のんびり地球号を見守っていればよかったのですが、人間という、良い意味でも、悪い意味でも突出した生命体を地球に産んだおかげで、こういう羽目になった次第です。 別に愚痴を言っている訳ではないのですが、事の詳細を述べておきたいと思うのです。(やはり、これからのプレッシャーに対する愚痴を、つい吐いたようです) 人間に、今まで述べたように、あれだけのことを要求する訳ですから、わたしも、かなりのことをしなければ、人間がそれこそ、自分たちの神として認めないとも言いかねませんし、またテンシやヒカリも黙ってはいないでしょう。 考えただけで、しんどくなってきました。 ああ!早速、人間と同じことをやってしまいました。カミであればこんな事はしないのに、もう神になって悪い面だけを出しておる。先が思いやられます。 しかし、ここはふんばってわたしの為すべきことを明確にしていきたいと思います。 |