第二十五章 神の基準−6

ここでは、自分に嘘をつく人間について、お話していきたいと思います。
嘘をつくパターンには4種類あります。
他人に、無意識に嘘をつく。
他人に、意識して嘘をつく。
自分に、無意識に嘘をつく。
自分に、意識して嘘をつく。
この中で最悪なのが、自分に無意識に嘘をついている人間であります。これは永遠の病院行きであります。
次に悪いのが、他人に無意識に嘘をついている人間であります。多分、大多数の人間がこのパターンだと思います。この人たちは、嘘に麻痺しておるのです。
初めは、意識して嘘をついたのですが、それを繰り返していくうちに、無意識になってしまっているのです。意識して嘘をついた時は罪意識を感じているのです。その時点なら、まだ引き返すことは出来るのですが、習い性になってしまうと、罪意識も感じずに嘘をついてしまいます。そうしますと麻痺してしまって繰り返し繰り返し、同じことをやってしまい、終いには、それが日常パターンになってしまいます。
こうなりますと、永遠の病院行きではないにしても、まず一回死んでもらわないと治りません。ところが、このカテゴリーに入る人間が大半であります。
次に、他人に対して意識して嘘をつく人間であります。
この場合は、両極端に分かれます。悪意でやるか、善意でやるかであります。
ただ、わたしの基準で申し上げますと、大して変わらない。これが結論であります。
この世的成功を収めている人間は、ほとんどこのカテゴリーに入ると思います。
悪意でやっておるのが97%。善意でやっておるのが3%ぐらいでしょう。
このタイプの人間、特に善意でやっておる人間は、あたかも相手のことを思いやっているかの如くみえます。しかし所詮、自分の為であります。いわゆる偽善者と呼ばれる人たちが、そうでしょう。日本ではまだ少ないようですが、西欧先進国では、彼らは寄付をするということで、懺悔のつもりなのでしょうか、偽善を装っておるのです。
最後に、自分に対して、意識して嘘をつく。
これは、人間の精神性の向上・進化の過程での登龍門であります。
わたしが、意識しておるのがこのタイプの人間であります。
このタイプの人間は、可能性を持っておるが、まだ努力が足りないから、分かってはおるのですが、自分をごまかしておるのです。
教育によって変貌させることが出来ると思っています。
このタイプの人間に集中して教育していきたいと思います。
ただ、このタイプの人間は目立たないので、発掘には苦労すると思います。
この世的には、地味で目立たない人間ではありますが、一本筋目を持っておるタイプです。
まさに、このタイプが故に、この世的成功が困難になっているのです。
しかし、この世的成功を収めるには、あまりにも大きな精神性の犠牲がいります。
それが、出来ないタイプなのです。
わたしは、このタイプが、この世的成功を収める人間社会であれば、もっとましな地球人になっていたと思うのであります。
歴史上で名を残し、世に貢献した人物は結構います。
アメリカのリンカーン(アメリカで名大統領と言われる人物は数人おりますが、本物は彼だけでしょう)、日本の聖徳太子、西郷隆盛、吉田松陰、坂本龍馬、イギリスのネルソン、オスマントルコのスレイマン一世、アフガニーなど歴史に名を残したという点では成功者と言えるかも知れませんが、わたしは彼らを決して、この世的成功者だとは思っていません。それはあまりにも非礼であります。何故なら、彼らは全員、非業の死を遂げているのです。
この世的成功を収めた人間は表面的ですが、必ず大往生しています。
人間の神として地球人に対する厳しい基準をお話しました。