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第三章 ヒカリとカミとテンシ これからの、わたしたち一家の役割を明確にしておきたいと思います。 父のヒカリ、子のテンシ、そしてわたしカミ。 それぞれが、自分の役割を果たして、150億年のイシキ宇宙の大移動がこれから行われるのです。もちろん、この大移動が実施されるのは50億年後のことですが、それを光速の何兆倍ものスピードで一気にやってしまおうという試みです。その前に太陽系惑星群の中での最終段階として太陽が地球を飲み込みブラックホールになる、その時の太陽の大きさは直径20KM、そして太陽を飲み込む銀河星雲の中心にあるブラックホールの大きさが直径60KMぐらいの大きさで、ちょうど宇宙船・月の推進エンジンになるのです。 月の大きさは直径3000KMで、地球の約4分の1の大きさで、そこに約15億人の人間が移住しておかなければなりません。 なぜ、そういうことが必要かと言いますと、まずヒカリはブラックホールになって推進エンジンの役割を果たす。テンシは宇宙船の役割を果たす。そしてカミであるわたしは、本来は地球が太陽に飲み込まれていく段階で消えていく運命なのですが、月という宇宙船を操縦する宇宙飛行士の役割を果たすものが、今の月にはいないのです。だから人間を月に移住させるわけです。 そうしますと、推進エンジンの「想い」はヒカリ、宇宙船の「想い」はテンシですが、宇宙飛行士の「想い」が人間の心では、心もとない、従ってカミであるわたしが人間の「想い」になり変わるのです。 地球がある間は、わたしは地球全体の「想い」でありますが、人間が月に最終移住する100年後には、月に移住した人間の「想い」に変身することになります。 その時の地球は、どうなっているかと申しますと、月に移住出来なかった人間が、やりたい放題のことをし、地球の大気の層の厚さは激減し、太陽からの光りの輻射熱で海の水が蒸発し、大気は雲で常に覆われ、結果、大気温が下がり、最終的には、海が枯渇し、真っ白な塩だけが残った大海原となり、大気温はマイナス100度以下になって、人間のみならずすべての有機生命体は絶滅します。そして太陽に飲み込まれるまでは、火星が赤い星、金星が青い星と言われているのと同じように、地球は白い星と言われて、かつて人間やいろいろな生命体が住んでいたことも忘れ去られていくことになります。 わたしがカミと名づけられ、人間が崇拝する絶対者のことを神と名づけたのも、実は月に移住した人間の「想い」がカミであるわたしだからであったのです。 本来の姿にやっとなれる訳であります。 今までは、人間が勝手に自分たちの神を創っておった。その神とわたしとはまったく違ったものだった。そして人間を支配しておったのはカミであるわたしだった。ここに大きなボタンのかけ間違いがあった。 これからは月に住む人間の「想い」として専念できる、本当に人間の心を正しい道に導くことが出来ると思います。 |