第五章 神・カミとして援助できること

現在のわたしは、依然、地球を支配する「想い」として日夜仕事をしておるわけですが、これからの百年は、人間の「想い」となる準備もしなければなりません。
地球の「想い」であるカミは、主に、地球という肉体をできるだけ健全な状態であるように、取り計らうのが仕事でありました。
その時にカミとして力をいれてやってきたことは、地球上で新陳代謝の激しい有機生命体を、如何にうまく循環させるかでした。特に人間という有機生命体は非常に新陳代謝が激しい。
無機物の新陳代謝は非常にゆったりとしておりますから、ほぼ地球自体と同じ感覚で考えておればいいのです。
ところが人間という有機生命体は約1万年から1万5千年という非常に短いサイクルで循環します。
現在の60億以上いる人間文明も、約1万5千年を経過しようとしています。
今までの地球のカミとしては、人間という有機生命体の循環が終わりを迎えようとしていたときは、新しい人間の文明を別の地域に発生させていました。そして循環を終えた古い人間は、彼らの住んでいた土地と共に海の底に沈め、その替わりに海から隆起させた土地に、あたらしい人間の文明を与えてきました。
しかし、この次に発生する新しい人間の文明は、地球上になく月になるのです。
従って、カミとして今まで援助してこれたのは、新しい文明に適した土地を人間に与え、新しい文明とはどんな文明であるかを教えてやることでした。
他の有機生命体や無機物は地球の循環に合わせて新陳代謝していますから、いいんですが、人間だけはまったく別の機能を持っており、特別に計らってはきましたが、これからは、人間の「想い」として考えていかなければなりません。
今までは、人間を客観視してこれましたが、これからは人間を主観視しなければなりません。
これは大きな変化です。
そこで、これからの100年間で、カミとしてのみならず神としてやらなければならないことをはっきりしておきたいと思います。
まず地球のカミとしては、いずれ有機生命体の住めない環境になり、クウやミズやイクサと同じ惑星になりますから、それまでにすべての有機生命体の新しい星を見つけてやらねばなりません。ほとんどは人間と一緒に月に移ることになりますが、中には月に行かずに、木星の衛星であるエウロパに移るものもあります。
次に地球の人間のカミとしては、月に移住できる人間とそうでない人間とを峻別して、移住できる人間には準備をさせ、移住できない人間は、残念ながら絶滅する運命を与えなければなりません。
以上の2点を果たしたら、わたし地球の「想い」であるカミは、月に移住した人間の「想い」となり神となるのです。
現在のカミであるわたしとして地球にやってやれることは以上述べたことであります。
特に「想い」が痛むのは、地球が白い無機物の惑星になると共に、絶滅していく地球人のことであります。
「想い」は痛みますが、これは仕方のない事であります。
それよりも、月に移住できる選ばれたる人間の「想い」として来るべき時のために、鍛錬を怠らぬよう指導していくことに注力していきたいと思っています。