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第九章 新しい人間の基準−3 ここでは、基礎体力で、内臓の強さを言う、持久力、耐久力について、お話したいと思います。 内臓を強くする為には、毎日の努力の積み重ねが絶対必要であります。 筋力アップは、かなり短期間で出来ることですが、内臓を強くすることは、日々の生活態度の何年、何十年という継続の結果として獲得できるものです。 継続するという意志の強さが要ります。だから当然、持久力、耐久力が強化されるのは必然でしょう。 それともうひとつ、内臓の強さは先天的な要素が多分にあることを指摘しておかなければならないと思います。 生まれもっての虚弱な体質と、頑健な体質があります。 この点も、非常に基準として微妙な問題があります。 すべての有機生命体は、総合的には、すべて平等、公正にできております。 体が虚弱とか頑健だということもその要素の一つであります。 そうしますと、虚弱な人間は、その分、他の点で優れたものを持っており、頑健な人間は、逆に他では劣ったものを持っていることがあるのです。 目の不自由な人が、素晴らしい音感を持っていて、天才的音楽能力を発揮して素晴らしい音楽作品を出して、世の人に喜びを与えている場合もあります。 逆に体の頑健さを持って傲慢になり、人から搾取することばかりを考えている唯物主義者がいるのも確かです。 従って、敢えて言うならば、後天的に、自己の努力によって内臓の強化を図ってきたかどうかが大事だと言えるのではないでしょうか。 昔から、「早起きは三文の得」という諺がありますが、この得は健康な体のことであります。だから朝に強い人間でなければならないと思います。これは後天的な努力で体得することが出来ます。 逆に言えば、朝に弱い人間は、この点だけをとっても失格だと言えると思います。 朝に、人より一時間早く起きて何かをする。これが人生の決定的要因になるのです。 このことを、何十年という人生で継続している者と、そうでない者とでは、後天的差は歴然と表れます。しかもこの継続的努力は、先天的な面からくる傲慢さを持たず、返って謙虚にさせます。何故ならば、この継続は必然的にその人間に持久力、耐久力という、苦しいことに対する耐える力を与えるからであります。 持久力、耐久力を養う継続の力は、朝の一時間から始まると言っても過言ではありません。 そして必然的に内臓の強化にもなっていることなのです。 朝に強い。朝に強くなる。これが最大のポイントであることを言っておきたいと思います。 |