第百二章 差別・不条理・戦争のない社会

人間社会だけに差別がある。
一方、
自然社会には一切差別がない。
そして、
世襲・相続制度が差別の最たるものだ。
一方、
自然社会での権力争いに世襲・相続は絶対通用しない。
なぜならば、
自然社会は弱肉強食の実力社会だからだ。
つまり、
差別は、何事も区分けすることから発生する。
つまり、
“自分が正しく、相手が間違っている”という考え方にある。
この考え方は人間だけにあるものだ。
一方、
自然社会の生きものに差別がないのは、
彼らは善悪の判断を一切しないからだ。
だから、
彼らは食べるために平気で他者を殺す。
ところが、
彼らは余計な殺しは絶対しない。
他方、
人間社会だけに差別がある。
なぜならば、
我々人間は何事にも善悪の判断をするからだ。
だから、
我々人間は余計な殺しを罪として禁じている。
ところが、
我々人間も食べるためには平気で他者を殺して食べている。
更に悪いことには、
戦争で大量に殺しをする。
では、
善悪の判断をするとは、一体どういう意味なのか?
この問題に決着をつけない限り、人間社会から差別・不条理・戦争が消えることはない。