第百七十話 どぶねずみ人間の存在理由

世間の吹き溜り的存在の人間でない限り、悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖の一生を生きて行かなければならないという不利点を蒙るわけがない。
逆に言えば、
悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖の一生を送っているような人間こそが、世間の吹き溜り的存在の人間である証明です。
世間の吹き溜り的存在の人間こそが、どぶねずみ人間に外なりません。
嘗ては、暴力団といった連中が、どぶねずみ人間でした。
今では、大半の日本人が、どぶねずみ人間です。
現代日本人一億総暴力団の所以です。
現代日本人一億総どぶねずみ人間の所以です。
現代日本人一億総無意識で生きている所以です。
現代日本人一億総“お金がすべてだ!”、“お金儲けのどこが悪い!”と喚いている所以です。
現代日本人一億総画一化運転マナードライバーの所以です。
彼らの一生には、悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖がある。
それが、間違った人間の存在理由です。
それが、どぶねずみ人間の存在理由です。
世間の吹き溜り的存在の人間、つまり、どぶねずみ人間は昔から存在したが、所詮、わずかな数しかいなかった。
ところが、現代社会になって、どぶねずみ人間の数が異常に増え出した。
人間の数が異常発生すると、どぶねずみ人間の数が異常に増えるからです。
人間の数が適正なら、どぶねずみ人間の数も増えない。
どぶねずみ人間と普通の人間の数のバランスを保つことが、自然の食物連鎖の法則を維持する絶対条件なのです。
どぶねずみ人間の一生には、悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖が必ずある。
普通の人間の一生には、悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖はない。
どぶねずみ人間のどぶねずみたる所以がここにあるのです。
どぶねずみ人間の存在理由がここにあるのです。