第百八十二話 「新しい世界」とは「超世界」

中途半端な知性が、悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖の一生を送る錯覚の原因だった。
完全な知性なら、悩みや四苦八苦、挙句の果ての、死の恐怖を超えた一生を送られる。
宗教・科学は所詮中途半端な知性に過ぎないわけで、逆に錯覚の元凶だった。
現に、宗教・科学の所為で差別・不条理・戦争が絶えないのです。
戦争の大半は宗教戦争であり、大戦争は科学の発達によって為されてきたことは明白です。
ところが、地震や台風といった自然現象にはまったく無力な科学です。
宗教・科学が所詮中途半端な知性に過ぎないことを証明しています。
しかし、わたしたち人間は、他の生きもののような生き方に戻ることは最早できません。
更に進むしか道はありません。
しかし、ただ無闇に進んだら、宗教や科学のような下手な真似をする。
中途半端な真似が一番怪我をする。
中途半端な知性が一番怪我をする。
完全な知性を目差すしか道はありません。
わたしたちが存在する世界には、宇宙といったマクロ世界から、素粒子といったミクロ世界までを貫いた円回帰運動という法則があります。
静止(実在)世界と運動(映像)世界と静止・運動(実在・映像)世界を貫いた法則が円回帰運動です。
一元論世界と二元論世界と三元論世界を貫いた法則が円回帰運動です。
始点(一元論世界)と円周(二元論世界)と終点(三元論世界)を貫いた法則が円回帰運動です。
誕生・生・死を貫いた法則が円回帰運動です。
静止・運動(実在・映像)世界、三元論世界、死の世界、つまり、「超」の世界に入ってはじめて、完全な知性を得ることができるのです。
従って、
二十一世紀に目差すべき「新しい世界」とは「超世界」に外なりません。
二十一世紀に目差すべき「新しい人間」とは「超人間」に外なりません。
「超人間」の条件は、「死の理解」に至った人間であることは言うまでもありません。
「超人間」の条件は、死を知ることを好いことと理解するに至った人間であることは言うまでもありません。