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第三百四十一話 日本人はみんな暴力団 現代社会は二重の錯覚の極限状態にあります。 その最たる兆候が超拝金主義に顕れています。 超拝金主義、つまり、みんなが“お金がすべてだ!”と信じ込んで生きている現代社会の人間は二重の錯覚をしている極みなのです。 一握りの人間が拝金主義に陥るのは理解できますが、大半の人間が拝金主義に陥ることは不可能だからです。 圧倒的多数の貧乏あってのお金持ちなのに、みんながお金持ちになるなんて土台不可能な話です。 お金持ちとは、多くの貧乏な人からお金を掠め取る人のことを言うのです。 だから、超拝金主義に陥っていない社会では、お金持ちは肩身の狭い立場で、自分をお金持ちだとは決して言わなかった。 だから、聖職者という人たちが存在していたのです。 政治家、役人、先生、医者、宗教者といった人たちは聖職者と呼ばれた人たちで、一般大衆から尊敬されていました。 何故なら、聖職者とは人の役に立つ職業にありながら決してお金持ちではなかったからです。 だから、国も彼らには課税をしなかったのです。 すなわち、彼らに優遇税制度を適用していたのです。 ところが、戦後の高度経済成長に入った頃から、この優遇税制度が一番の金儲けのネタになっていったわけです。 政治家、役人、先生、医者、宗教者が一番ぼろい金儲けの商売になっていった。 それが現代社会なのです。 政治家、役人、先生、医者、宗教者はもはや聖職者ではなくなったのです。 一般大衆もそのことに気づかず、われもわれもと政治家、役人、先生、医者、宗教者を目差している。 それこそが超拝金主義社会に外ならないのです。 みんながお金持ちになれるわけがないのです。 お金持ちとはあくどいことをしている肩身の狭い人たちであることを、もういい加減、わたしたち一般大衆が気づくべきなのです。 現代超拝金主義日本社会とは、一億総暴力団社会だと新田哲学が主張している所以です。 あなたは暴力団の一人でもいいのですか? |