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第三百四十二話 一億総アルツハイマー 日本という国が一億総暴力団社会になってしまったのは一体いつごろからでしょうか。 1985年に発生したバブル経済以降であることは明白です。 バブル経済はなぜ発生したのか。 1985年9月22日のニューヨークで行われたG5会議で決定されたドル安容認の「プラザ合意」によって発生したのです。 円高ドル安になったアメリカのドルが一気に日本に流れ込み、日本の土地を買いまくった結果、土地が暴騰しはじめた。 当時の個人不動産屋でも、土地を買って1週間後に売っただけで億単位の金が転がり込んだのです。 しかも自己資金ではなく、銀行がいくらでも貸してくれるから、まさに他人のふんどしで相撲を取って、毎週億単位の金が儲かるわけです。 笑いが止まりません。 こうなったら、真面目にこつこつ金儲けなどやってられません。 大企業から中小零細企業、挙句の果てに、個人の大企業サラリーマンまでが、同じことをやる始末です。 銀行から金を借りて、ワンルームマンションを買って、それを賃貸することで利鞘を稼ぐわけです。 まさに、一億総日本人守銭奴になり果ててしまったのです。 その後、バブル経済破裂によって、金儲けに狂奔した連中は大怪我をして、その胴元である銀行は不良債権を抱えた。 そんな教訓を活かせず、その後の日本人は“お金がすべてだ!”と信じ込む超拝金主義に陥っていって現在に至っているのです。 今では、子供までが“お金がすべてだ!”と信じ込む始末です。 大怪我をしたのに、同じことを繰り返す日本人。 何故でしょうか。 二重の錯覚をしているからです。 学習能力が完全に欠落してしまった国民になったからです。 だから、まるで一億日本人総アルツハイマーになったような車の運転をする。 その現象は、2000年に突入した頃からはじまりました。 どんな結末が待ち受けているのか、それは明白です。 どぶねずみの暴走の詩を下記しておきます。 どぶネズミの暴走 いちばん うしろから ついていく どぶネズミが 前のに 訊ねた 一体どこに向かって走っているのだろう 前のどぶネズミは 前が 走っているから ただ ついて行くだけ と言った だけど、気になるので その前の どぶネズミに 訊ねた 一体どこに向かって走っているのだろう その前のどぶネズミも おなじ 返事をしたが 気になった そして 前のどぶネズミに 訊ねた 一体どこに向かって走っているのだろう とうとう 一番前のどぶネズミのところまできた 一体どこに向かって走っているのだろう 先頭を走るどぶネズミは だれにも 訊ねることができない うしろからついてくるから ただ 走っているだけ と答えた その答えが 一番うしろのどぶネズミに 伝わった そりゃあー ないだろう と言った 途端 前の どぶネズミたちは 断崖から まっさかさま ただ 一匹 そのどぶネズミは 呆然と立ちつくして ああ 一番うしろでよかった |