第三百六十八話 死季(四季)を思い出す(5)

わたしたちにとっての一日、一年は一生の圧縮版に外なりません。

一日     一年    一生        母との関係
 朝      春     誕生        母との出会
 昼      夏     生(前半)     母との対面(前半)
 昼      秋     生(後半)     母との対面(後半)
 夜      冬     死         母との別離

では、わたしたちの一生の四季について考えてみましょう。
一生の中で、あなたが一番好んでいるのは、子供の春でしょうか。
一生の中で、あなたが一番好んでいるのは、青年の夏でしょうか。
一生の中で、あなたが一番好んでいるのは、壮年の秋でしょうか。
一生の中で、あなたが一番好んでいるのは、老年の冬でしょうか。
わたしたち人間にとっての春とは、母との一生の出会の時です。
一生における春とは、すべてにおいて出会いという出来事が起こる時のことです。
つまり、
出会とは子供です。
わたしたち人間にとっての夏とは、母との一生の対面(前半)の時です。
一生における夏とは、すべてにおいて対面(前半)の状態が続く時のことです。
つまり、
対面(前半)とは青年です。
わたしたち人間にとっての秋とは、母との一生の対面(後半)の時です。
一生における秋とは、すべてにおいて対面(後半)の状態が続く時のことです。
つまり、
対面(前半)とは壮年です。
わたしたち人間にとっての冬とは、母との一生の別離の時です。
一生における冬とは、すべてにおいて別離の出来事が起こる時のことです。
つまり、
別離とは老年です。
あなたは、子供派ですか?
それなら、今のあなたの四季は誕生です。
あなたは、青年派ですか?
それなら、今のあなたの四季は生(前半)です。
あなたは、壮年派ですか?
それなら、今のあなたの四季は生(後半)です。
あなたは、老年派ですか?
それなら、今のあなたの四季は死です。