第三百七十一話 時間のない世界

『今、ここ』を生き切ることが、「時間のない世界」を生きる唯一の方法です。
「時間のない世界」では、“自分は・・・”と思う自我意識(エゴ)は存在し得ません。
何故なら、“自分は・・・”と思う自我意識(エゴ)は、常に、過去・(現在)・未来に想いを馳せているからです。
つまり、
“自分は・・・”と思う自我意識(エゴ)の生きている世界は、過去・(現在)・未来に想いを馳せている幻想(映像)の世界です。
わたしたちが生きている世界が映像の世界である所以です。
現実(実在)の世界を生きるためには、“自分は・・・”と思う自我意識(エゴ)がないことが絶対条件です。
“自分は・・・”と思う自我意識(エゴ)がある世界が、ニセモノの自分が生きている映像の世界です。
“自分は・・・”と思う自我意識(エゴ)がない世界が、ホンモノの自分が実在している現実(実在)の世界です。
言い換えれば、
意識がある世界が、ニセモノの自分が生きている映像の世界です。
意識がない世界が、ホンモノの自分が実在している現実(実在)の世界です。
更に言い換えれば、
心、思い、精神、魂がある世界が、ニセモノの自分が生きている映像の世界です。
心、思い、精神、魂がない世界が、ホンモノの自分が実在している現実(実在)の世界です。
更に平たく言い換えれば、
自分がある世界が、ニセモノの自分が生きている映像の世界です。
自分がない世界が、ホンモノの自分が実在している現実(実在)の世界です。
映像の世界は、運動の世界と言い換えてもいいでしょう。
現実(実在)の世界は、静止の世界と言い換えてもいいでしょう。
運動の世界は、「時間のある世界」と言い換えてもいいでしょう。
静止の世界は、「時間のない世界」と言い換えてもいいでしょう。
従って、
「時間のある世界」が、ニセモノの自分が生きている映像の世界です。
「時間のない世界」が、ホンモノの自分が実在している現実(実在)の世界です。