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第一章 人類と地球 国常立と天御中主が産まれたのは、地球が太陽から産まれた46億年前のことである。 もちろん、単細胞生命体が誕生したのが36億年前だから、彼らといえども、地球という惑星の意識であった。 宇宙が生成発展する過程で、新しい宇宙世界が誕生するとき、プラスとマイナスの反物質が造られるのが宇宙の法則である。 太陽が銀河星雲の星のひとつとして誕生したときも、太陽という星の意識も同時に誕生した。その太陽の意識もプラスとマイナスの要因を表裏一体として持っている。 地球の意識も同じことが言える訳で、意識としてはひとつだが、表の面と裏の面を持っている。表の面が天御中主であり、裏が国常立であった。 そして、その頃までは地球は水の星と言われ、地表はほとんど海であったが、地中のマグマが隆起して陸が誕生した。その最初の陸が日本列島なのである。そこから、どんどん陸が誕生し、数百万年前に人間のルーツである原人が地上に現れた。彼らは他の動物と同じ世界に住み、他の動物より少し知能が発達していただけであった。 そして数十万年前に、遂に人類の祖先が、この日本列島の地に誕生した。 その時から人類文明は、自然の世界と離反してしまったのである。旧約聖書で描かれているアダムとイヴのエデンの園からの追放である。しかし、この伝説は、地球の表の意識の天御中主と裏の意識の国常立の相克が原点にあることを人類は忘れてしまっている。最初の陸地として誕生した日本列島に人類を産み落とす際に、天御中主と国常立との間に意見の食い違いが生じた。国常立は人類にも意識を与え、地球の産みの親である太陽の意識とコンタクトする役割を持った人類の意識を天照とし、地球の産んだ月の意識とコンタクトする役割を持った人類の意識を月読命とし、地球の意識である国常立及び天御中主とコンタクトする人類の意識を須佐之男にしようとした。 ところが、天御中主は須佐之男を嫌い、天照とコンタクトしようとした。これが天津神の誕生となった。一方国常立は天御中主の意見を受け入れたが、須佐之男とのコンタクトをした。これが国津神の誕生となった。 そして表と裏の地球の意識の相克が人類の表と裏の相克にまでなってしまった。 これが日本列島から西の大陸に散っていったユダヤ民族の中で生まれたアダムとイヴの伝説となった。そして地球の意識は天御中主だけとし、ヤーヴェという唯一神になったのである。そのヤーヴェがキリスト教では父なる神となり、回教ではアラーの神となったのである。そして裏の意識である国常立は無視されてしまった。 これが人間の犯した原罪であり、今その罰を与えられようとしている。 原罪を犯したのは地球の表の意識である天御中主であり、太陽の意識とコンタクトしておればよかった天照であり、その天照を唯一神としたタルムード・ユダヤ教なのである。 日本を治めていた須佐之男は国常立とコンタクトしながら、平穏な生活をしていたのに、そこへヤーヴェすなわち天照を唯一神とするユダヤ民族が、原罪の罰として受けた迫害から逃れて、生まれ故郷の日本に帰って来た。それが今から約2700年前のことであった。そして、その子孫が日本を支配し始めたのが弥生時代の始まりで、現在にまで至っている。 二度までも、地球の表の意識である天御中主に譲歩した国常立は、天津神の人間支配の余りのだらしなさに我慢できなくなった。そして約200年前から世直しの行動に出た。最初は、いろいろな人間−特に女性−の体を借りて教えを説いていったのだが、一向に成果があがらない。 そして遂に自ら降臨した。 それが鬼神四郎に憑依したデビルである。 これが地球と人類の歴史であり、その経緯を考えると、人類だけが罪を犯したのではなく、地球の意識も過ちを犯していたのだ。 今、地球は自分の産んだ人類によって、致命的な傷を負わされ瀕死の状態で苦しんでいる。 この状態を救うためにデビルが最後の切札として登場したのだ。 |