Chapter 25 規則正しく生きる

規則正しく生きていく中で、「これこそが生きているそのものだ」と実感することの大切さを前章でお話しましたが、実は宇宙に存在するものは何一つ不規則な運動をしているものはないのです。
考えてみれば、宇宙の運動の基本は円運動ですから、必ず最初の起点に回帰する繰り返しであり、規則正しい運動であるのは当然なのです。
地球にしても、規則正しく自転と公転を繰り返しておるわけです。
この地球が、「今日は、ちょっと疲れたから、自転速度を遅くして24時間で回るところを、30時間にしよう」などと気まぐれに運動されたら、地球上の生きものは大混乱状態に陥るのです。
また傍にある月も大きな影響を受け、結局は太陽系惑星にまで影響を与えてしまうことになる。
宇宙というものは、実に正確無比に作動している、極めて精密な機械であることを忘れてはなりません。
その宇宙機械の一部品である地球の、また微小な部品である人間が、勝手気ままな動きが出来る訳はないのです。
従って、人間が規則正しく生きることは、問答無用のルールであります。
ただ、どんな精密機械でも、必ず公差つまりAllowanceがあり、このAllowanceこそが精密機械の重要な要因であります。
一般的には、このAllowanceは状況によって違いますが、存在においては30%、活動においては0.03%から0.3%の間であります。
これは、何を意味しているかと申しますと、宇宙の全体運動をする上において、70%のものが全体運動に関わっており、30%のものがスタンバイしている予備部品であり、運動に関しては0.03%から0・3%以上の不規則運動は許されないということなのです。
従って、地球上で生きている63億の人間も、その70%の約44億の人間が、日々の活動公差を0.03%から0.3%以内にしなければならないようにできているのです。
その範囲の中で、人間社会が存在しているなら、地球とバランスがとれているわけです。
人間社会に襲ってくるいろいろな災厄、特に戦争などは、地球と人間社会とのバランスが極度に崩れた時に起こる現象であります。
戦争は、人間自体が起こすものだ、と思っておられる方が多いのではないかと思いますが、それは違うと思います。
戦争は天災だと、わたしは考えています。
存在において、30%のAllowance、活動において、0.03%から0.3%のAllowanceから逸脱した時に起こる自然現象だと考えています。
「何と不心得なことを言う奴か!」と言われるのを覚悟で申しますが、戦争で亡くなられた人たちは、存在と活動において、そのAllowanceを逸脱していたからだと思います。
「規則正しく生きる」ということは、この公差内で存在するべく努力していることであることを、重々認識して頂きたいと思います。