Chapter 5   時間の伸び縮み

光には、波動体と光子体の両面を持っているとお話しました。
そして見る者によってどちらの面でも見せてくれます。
時間も同じで、波動体と粒子体の両面を持っていることも、お話しました。
そして水平に移動する波動体と、垂直に移動する粒子体は、時間を考える人によって、どちらの面も表わしてくれます。
そして光も時間も、実は伸び縮みするのです。
時間を考えますと、
波動体になっているということは、水平展開しているわけで過去から未来に向かって定間隔で時を刻んでいるのですが、時間を感じている人間次第で波動体の波長が変化するのです。すなわち伸び縮みしているわけです。
粒子体になっているということは、垂直展開しているわけで、刻む時の粒子の間隔が長くなったり、短くなったりするのです。それは時間の粒子の間隔が変化しているのではなくて、時間の粒子の流れを感じる者が、速く感じる場合と、遅く感じる場合で、やはり伸び縮みするのです。
たとえば、飛行機が夜、滑走路を離陸したり、着陸したりする時、滑走路の両側に等間隔のライトが点いています。
飛行機が走る速度が増すと、ライトの間隔が短く見えます。逆に速度が減少すると、ライトの間隔が長く見えます。
そして速度がゼロになりますと、ライトの間隔の伸び縮みは止まります。
その時、内なるものと、外なるものとが一体になるのです。
つまり、水平線と垂直線との交差するところに、その客観体が実在するのです。
たとえば、あなたがそうなるのです。
何を言いたいのか。
時間が伸び縮みしているということは、あなたは考えていることであり、迷っていることであり、悩んでいることであるという動きで、実在する本当のあなたはいないのです。
原点という言葉があります。点であります。点とは線と線の交差したところです。
あなたは、いつも線的に動いているのです。
それはあなたが、三次元立体であるから、二次元平面の断面である線上しか動くことが出来ません。
垂直的であることは四次元的であり、その断面は立体であります。
水平的であることは二次元的であり、その断面は線であります。
時間が粒子体となって垂直的に動くということは、立体が水平線上の現在この瞬間の点に止まるしかないのです。それが原点という意味であります。
水平線と垂直線の交差する原点こそが、我々が普段、時間と考えているものが静止し、永遠なる世界、人知を超えたもの、つまり人間的に言えば、神の世界に入ったということになるのです。