Chapter 7 一日二十四時間の意味

宇宙の一員としての地球の時間の絶対性は、自転する一日と公転する一年の間に1対365.25の決まった比率があるということです。
同じように、他の惑星にも自転の時間と公転の時間に決まった比率があります。
たとえば、隣の火星は自転する時間、つまり火星および火星上のものにとっての1日は地球とほぼ同じで24時間37分です。しかしこの時間は地球上の人間が勝手に決めた時間の単位での長さです。
ここでは、みなさんによりよく理解して頂く為に、人間がつくった時間の単位で説明します。
一方、火星が太陽の周りを一回公転するのは地球の公転の約1.88倍かかります。
地球と同じ基準で考えますと、火星の自転は24.62時間、火星の公転は24×365.25×1.88=16,480時間に対して、地球の公転時間は8,766時間になります。
ここで、ちょっと複雑になりますが、
地球の一日は24時間、公転時間は8,766時間、従って公転日数は365.25日。火星の1日は24.62時間、公転時間は16,480時間、従って公転日数は669.38日になります。
結局、それぞれの惑星の、自転時間は、その惑星自体の大きさで決まり、公転時間は太陽の周りをまわる円周の長さで決まるのです。
したがって時間という単位で話しをしますと地球時間でしか言えないわけです。
宇宙の絶対時間では、自転の長さと公転の長さですべては決まるから相対的であると言えるのです。
いまは、太陽系惑星群の話しをしましたが、基本は恒星で構成されている星雲も、星雲で構成されている全体宇宙も同じ考え方であります。
日という単位は自転という意味。年という単位は公転という意味ですが、時間という単位は宇宙上では何の意味も持ちません。
もう少し難しくなりますが、時間(Time)という言葉は、何度も申しますが、人間が勝手に決めたものですが、時間という概念は宇宙上に歴然と存在するのです。
それは、我々が存在する宇宙は四次元世界であり、それを人間がつくった言葉でいいますと時空(時間と空間)の世界と言っておるだけで、宇宙では空間というものは、物であります。星も物であれば、塵も物であります。
一方、時間というものは、その物が静止していれば時間は必要ないのですが、運動(厳密に言えば円運動)をするものですから、ある点から別の点に移動する際に、同時移動が出来ないで、"ずれ"が生じる。
この"ずれ"こそが、時間の概念であります。
もっと難しくなりますが、宇宙のすべての物は、必ずベクトル運動をするのです。ベクトルとは運動する方向と、その長さでできたものなのです。
その長さが"ずれ"であって、人間に言わせれば時間ということになります。
みなさんは、時間、時間と日常、当然のように使っておられますが、定義ではなく、本当の意味(本義とでも言うのでしょうか)を理解されていない。
本義の時間を理解して、何故人間は一日、すなわち地球が1回自転するときに起こる"ずれ"を24時間としたのでしょうか。
別に一周するのを24刻みしなくてもいいわけです。
そういう点では、日本の江戸時代まで使われていた十二支による時間設定の方が、宇宙の時間の本義を理解しているように思います。
子(ね)の刻から始まって亥(い)の刻まで十二で時を刻んでおるのは、誠に理に適った手法だと思います。
今からでも、日本は1時から24時までという手法を止めて、元の十二支の刻に戻した方がよろしいかと思うのですが。