終章 エピローグ
「警察の民営化もまんざら遠い先のことではなさそうですね」
永井刑事は満足そうに隆二の顔を見て言った。
永井刑事は「頼むぞ、この国を滅ぼすようなことのない様に」と言っているようだった。
本町のトーホー商事の前に立った隆二は、警察のサイレンが鳴り響く中、本社ビルを眺めて呟いた。
「こんな結末が待っていたとは」
―「般若」完―