一期一会  初の日

みなさんにとって、今、ここで一番、心にひっかかるものは何でしょうか。
十人十色と言いますが、いやいや。
「わたしは家庭の主婦をもう25年続けていて、子供たちも大きくなり独立して離れていった。今までは子育てで必死に生きてきたから、何も考えることがなかったし、考える余裕もなかった。
結果、再び主人との二人だけの生活に戻ると、もうそこには以前の主人はいなかった。これから何をして生きていったらいいのか解らないし、また何も特別に出来ることも無い。このままただ歳を取っていくだけかと思うと不安になる」
こんな女性が、現在の日本にはたくさんいらっしゃるのではないかと思うのです。
「自分はサラリーマンを25年もやってきた。気に食わない上司とも我慢して合わせてきたのも、一重に家族を養っていくためだった。
ところが、子供たちは好き勝手なことをやる。家内は自分のことを避けるようになってきた。もう気持ちが安らぐ場所は外にも内にもない。そして間もなく定年退職で、会社から使い捨てライターのようにポイと捨てられる。
独りで何かを出来るものも無いし、日々がまさに光の如く過ぎ去っていく。
あとは死だけが自分を待っているだけだ。だがその死が恐い」
こんな男性が、現在の日本には、これまたたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
こんな男女が一緒に住んでいるのですから、世の中が暗くなるのも当然です。
わたしは、大阪に居を構えていますが、年のうち、ほとんどは海外におります。
そして都度日本に帰って来て感じることがあります。
関西空港に帰って来て、あの橋をタクシーで渡る時いつも思うのですが、実に暗い。
それだけで気が滅入ってしまいます。
話はちょっと反れますが、余り関西空港に帰ってくると暗いので、成田経由で、しかも羽田まで移動して伊丹に帰ってくる方法を採って確かめてみたのですが、成田から羽田へ行く間の雰囲気の方が明るいのです。
この前、出雲に行きました。
やはり暗い。
大分に行った。
やはり暗い。
そして名古屋に行きました。
やはり暗い。
もちろん、その中でも大阪の暗さは群を抜いている。
一体、この現象は、単なるわたしだけの主観的イメージなのでしょうか。
どうやら、東京というところだけは、日本であって日本でなくなっているように思うのです。
悪い表現を使えば、東京は既に外国の侵略を受けて、その支配下にある治外法権の町であるのではないでしょうか。
その東京で日本の政治が為されているのですから、日本が良くなるはずがありません。
どこの国が他の国の政治を気にかけてくれるでしょうか。
何故こうなったのでしょうか。
その原因の根本に、最初にお話しました、日本のほとんどの男性と女性の精神構造が病的になっているところにあると、わたしは思うのです。
まずあなた自身から、自分は何が出来るかを明確に言える生き方を、今からでも決して遅くないから始めるべきです。
食べる糧を得るためにやっていることは、他の動物もやっています。
自分を向上させる何かをやっている。
その何かを早く発見することです。
しかし、それは待っていてもやって来てはくれません。
自分から掴みに行かないと駄目です。
では、どうしたら掴めるか。
わたしが以前詠んだ詩があります。
簡単なことですから、今、ここからすぐに実行しましょう。



ニタッ

楽しい一日を始めよう
口を横に伸ばし ニタッとする
これで 楽しい一日のプログラムの開始
電車で横にいる人にも ニタッ
会社に着いたら ニタッ
いやな 上司にも ニタッ
変なおっさんにも ニタッ
嫌みな女にも ニタッ
家に帰ったら まず ニタッ
食事の間も ニタッ
一日の終わりの 寝床で 最後の ニタッ
夢の中でも ニタッ
朝 目が覚めたら 何もしないのに
あなたの口は勝手に横に伸び ニタッ
これが ほんとうの 楽しい 人生


(参考)心の旅の案内書 − 喜怒哀楽