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一期一会 三十六の日 人間としての在るべき姿について、わたしの考えをお話してみたいと思います。 旧約聖書の中に、戒めつまり人間として、やってはいけないことが何百と書かれていますが、その中で、「目には目、歯には歯」で以って対処すべし。というものがあります。 峻烈過ぎる、この戒めは、農耕型民族で、村八分にされるのを一番嫌う、我々日本人には、余りにも馴染めないもののようです。 イスラム教の教えではないのか、と思われている方が多いと思いますが、「神の啓示宗教」である、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教はすべて、「目には目、歯には歯」で以って対処するのが当たり前だと思っている人たちが、この地球上に半数いることを認識しておかなければなりません。 是々非々の問題は別として、まず現実認識をする必要があります。 その上で、最近の日本人の考え方に顕著な変化が顕れていることを指摘しておきたいと思うのであります。 どうも、今の日本人には、深く考える、葛藤することを避ける人間が多くなっているようです。 「別に難しく考えることなんてないではないか。それを無理やり、いろいろ考え過ぎると頭が痛くなってくる。人生、楽しければいいではないか」 と思っていらっしゃる方たちが非常に多くなってきているようです。 そういう風潮の背景には、頭に汗を掻くことをまったくしない、拒絶している人たちが増えていることがあります。 要するに、頭の悪い人間が急増しているわけです。 「わたしは、頭が悪いから・・・」と、謙虚な態度で、堂々と言われる方が多い。 特に、女性の方々に極めて多い。 頭が悪いということは、考える能力を与えられた唯一の動物である人間の長所を発揮し切れていない失格者であることを認識すべきであり、恥ずべきことであるのに、それを堂々と言えるというのは、恥ずべきことだと認めていない証であり、それは人間放棄をしていることに外ならないことを知るべきであります。 実の処は、そんなことを言っている人たちに限って、日常生活の中で余計な葛藤をしておるのです。 余計な葛藤をする人たちが、頭の悪い人間であって、結局無駄な労力を使って、疲れ果てた挙句、「もうそんなややこしいことを考えても馬鹿みたい!」と人間放棄をしておるのです。 唯物的人間とは、余計な葛藤をする人間のことであり、唯心的人間とは、葛藤すべきことを葛藤している人間であることを、よくよく肝に銘じておくべきであります。 唯物的、唯心的という言葉が錯覚と誤解を生んで、この言葉を以って宗教的だと思い、拒絶反応をする人間が世の中には少なくとも半数おるのです。 人間として生まれた限りは、思考する運命を背負っておるのです。 このシンプルな真理を認めようとせず、葛藤すべきことをせず、葛藤する必要のないことに腐心しておるのが、頭の悪い人間であり、こんな恥ずかしいことはありません。 そういう人間が、激増している我が国の昨今であります。 頭の悪い人間の方が多いのが、自然の摂理でありますから、こんなことをわたしが言いますと、また大きな反発を受けることになるのです。 しかし、申し訳ありませんが、わたしの言っておることは、真実であり、真理であるのです。 そこで、頭の悪い人たちに申し上げたいのです。 あなた方も、頭が悪いと言いながら、その悪い頭を使って生きておるのです。他の動物のように、頭を使わないで生きることが出来る程、勇気を持っているでしょうか。動物を見てください。どんな動物でも、いつでも命を張って生きています。人間だけが檻の中に入って生きておるのです。檻の中に入っているからこそ、考える余裕があるのです。 あなたが道を歩いていて、急に車が、すぐ傍を走ってきたら、あなたは突嗟に横にジャンプしてその危険から避けます。その時、思考など働かせている余裕などありません。その時のあなたは人間ではなくて動物に戻っているのです。 しかし、普段の人間は、檻の中に入って考えることをしておるのです。 ジャングルがエデンの園であって、檻の中が、エデンの園を追放された人間の住む場所であるのです。 従って、逆に考えれば、檻の中にいるなら、考えて考え抜く。 檻の外に出るなら、決して考えてはいけない。 どちらかを選んで生きるしかないのです。 人間は檻の中で生きると決めたのです。 それを、考えることを放棄して、檻の中におることは許されないのです。 「頭が悪いから、いろいろ考えても仕方ない」と思っている方は、檻から出るべきです。 しかし、そんな方に限って、檻からジャングルに出る勇気など、爪の垢程度も持ち合わせてはいないでしょう。 人間は、檻の中で一所懸命考えて、考え抜いて、頭を良くして、新しい武器で以って、牙や爪という武器を持つ敵が待っているジャングルに再び出て行くことが、宿命として与えられているのです。 現実に、そうして勇気ある人間が他の動物を圧倒して、人間社会を築いてきたのです。 そんな中で、いつも怯えて何もしなかったのが、一般大衆という頭の悪い人間放棄をしてきた連中でありました。 人間である限りは、葛藤することです。頭が痛くなるぐらい葛藤することが、あなたの責任であり、その責任を放棄するなら、人間をやめて、すぐに他の動物がいるジャングルに出ていくべきであります。 そして、あっという間に、ジャングルにいる動物たちの餌になって、自然社会の食物連鎖に貢献した方がずっと気の利いた生き方であるでしょう。 さあ、早く檻から出ていきなさい。頭の悪いあなた。 |