一期一会  四十一の日

「一期一会・三十五の日」で、昭和一桁生れ以前の、七十才を超えた、お年寄りに問題有りと提起いたしました処、八十才を超えた方から、100%同感という感想を頂きました。
ただし、社会に気前よく財を移動させる仕組みが無く、また老人個人には、それに関する価値基準の情報すらありません。とも申されていました。
わたしが良く知っている、教養深く、何事にもチャレンジ精神旺盛で、今でも勉強することを怠らない立派な方です。
人間の精神レベルは年齢には関係無いと、十四才の少女のお話をした際に申しましたが、正にその意を、この方から感想を頂いて、強く致しました。
わたしの持論で、これが、この方に対する回答になるかどうか判りませんが、「人間一生現役」というものがあります。
日本の国の半数以上の方がサラリーマン、特に大企業のサラリーマンをされている。
現在では、50才を超えると、リストラという肩たたきがあって、現役を退かれる方が多くなっています。
45才から55才の世代が、人間の総合力としてピークだと、わたしは思うのですが、ピークの真っ只中で、世間から一歩退くことを余儀なくされる。
これは、日本の国にとって大きな損失であるとは、みなさん思われないでしょうか。
年齢の差に関係なく、常に同じ目線で見ることが出来る世の中であれば、この方が言っておられる仕組みになり、誰にも平等に情報が入手できるのではないでしょうか。
孤絶感を解消する社会システムと言ったらいいでしょうか。
もちろん病気をして体が自由にならない方々にまで、現役活動を求めるのは無理な話ですが、少なくとも一般活動が可能な方は、年齢制限をせずに現役として社会で活躍して頂ける社会システムがあれば、お年寄りの方々が持っておられる孤絶感を解消してくれる、引いては不安感から財を滞らせることもされないで気前よく社会に還元して頂き、1400兆円の貯蓄の多くが、日本経済のキャッシュフローに乗って行くと、わたしは考えるのです。
ところが、世の大企業の無能な経営者連中は、我が身の保身だけの為に、会社にとって一番やってはいけないリストラをやっきになってやっておる。
リストラをすればするほど、有能な人材を失い、無能な人材だけが残る会社になっていくことを分かっていながら、目先の利益追求の為にやっておるのです。
日本を奈落のどん底に落した戦前の軍官僚と同じ発想であり、官僚ゆえの性癖であります。
その根底には、お金を持っている人間の性が、潜んでいるのです。
厚かましいおばさん−今では、お姉さん連中もその一員ですが−連中をつくったのも、お金を持たせるからであります。
官僚の元凶は、莫大なお金を持った大蔵省(今の財務省)にあるのも、同じ理由であります。
お金を持つと、人間性まで変わる。
お金というのは、使って初めて価値が生れるものです。
滞らせていては、ただの紙切れであります。
お金という生き物は、正しく使って初めてニッコリ微笑んでくれ、また戻って来てくれるのです。
これこそ活きたキャッシュフローであります。
社会に有益な人材は一生第一線の現役でばりばり頑張ってもらう社会システムと、お金を持つ価値のある人間の処にお金が流入する貨幣システムの構築を早急にしなければなりません。
如何でしょうか、みなさん。