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一期一会 四十五の日 「気前よくなれ!粋な老人」の中で、お年寄りの方々を一所懸命鼓舞しました処、その世代の方々は、育った時代背景もあって、非常に真面目な方が多いことを感じました。 わたしは、戦後間もない、いわゆるベビーブーマーの団塊の世代でありますが、今までは贔屓目もあって、数が多い世代であるから、当然、優秀な人材も多い点に注目し、劣悪な部類も多くいることを無視して嫌いがあることを深く反省するようになってきました。 アメリカから押しつけられた戦後教育をもろに受けた世代であり、わたしが日本の転換期だと強調しています、東京オリンピック、大阪万博の時代の学生であったこの世代が、戦後教育に汚染された最初の世代であったのではないかと、いま思うのです。 その世代の子供たちが、いま人の親となっているのですが、子供に対する躾の観念がまったくない。 その原因は、我々団塊の世代が、自分たちの子供をきっちりと躾しなかったからではないでしょうか。 世の中が頽廃する原因は、まずひとりひとりの人間の心が荒んでくることから始まります。その原因は不条理なことが頻発してくる結果であるのですが、その時に真面目な人たちが多くいると、不条理の汚染が蔓延するのを防ごうとする良心という自然治癒力を発揮するのですが、不真面目な人たちが多いと、『他人(ひと)が不条理なことをやっているのに、自分だけ真面目にやっていても馬鹿を見るだけだ』という考えになって、汚染が広がるわけです。 この汚染の蔓延に力を貸したのは、我々団塊の世代であったような気がしてなりません。 団塊の世代も今や中心の世代から外れる時代がやってきました。 リードする世代から、次の新しいリードする世代を、縁の下から支える世代に早急に交代するべきではないかと思うのです。 数が多いだけに、競争の連続の中に晒されてきた世代でありましたから、『我こそは!』と思われる方が多いでしょう。 わたしも、そう思って生きてきました。 しかし、最近やっと、自分たちの世代の役割は、縁の下を支える脇役ではないだろうかと、感じるようになってきました。 この国の社会システムを一刻も早く変えることを、世界から要求されている今、可及的速やかに世代の交代をするべきだと考えているのですが、如何でしょうか。 |