一期一会  四十七の日

わたしは、就寝する前に、必ずユダヤ・プロトコル(議定書)を一章読むことにしています。
全部で24議定書ありますから、ほぼ1ヶ月で一回読み終わるので、これまでに100回以上読んだことになります。
従って、ほとんどすべての文章を憶えています。
性悪説の極みのような内容でありますから、使い方次第では両刃の剣になる危険性があります。
しかし、人間の本質を洞察する深さにおいて、これに勝るものは無いと思います。
100年以上も前にロシア革命直前のペテルスブルグにおいてロシア語で書かれたにも拘らず、その目的とするところを、見事に現代社会に具現化させております。
ロシア語で書かれた。
ロシア革命直前に書かれた。
フランス革命にも論及している。
こういった要点から鑑みるに、20世紀に起こったことは、すべてこのプロトコルに書かれた通りに推進されたとしか思えないのであります。
アメリカから発進された、世界大恐慌。
ドイツから発進された、第1次、第2次世界大戦。
ロシアから発進された共産主義の嵐。
これすべて予定通りに起こったことであります。
ところが、予定に入っていないものがあります。
このプロトコルが書かれた時には、石油の生産はアメリカ独占であり、アメリカ国内の油田から汲み上げていたのです。
従って、石油戦略も、アメリカ、ロシアを中心の戦略であり、そこに中国が台頭して来た時代背景でありました。
ところが、20世紀に入って、アラビア半島を中心に大油田が発見されるのです。
これは予定に入っていなかった。
大油田は、海の底にある場合が多く、油田の近辺には必ず海老の大群があるのが常識になっており、ペルシャ湾は海老の大産地でもあるのです。
要は単なる海老の産地としか見なされていなかった僻地が大油田のある、欧米列強諸国にとって戦略上極めて重要な地域になったのであります。
イスラエル、パレスチナ問題も、この中東地域に大油田が発見されていなかったら起こらなかったでしょう。
以前、イスラエル、パレスチナ問題をビルのオーナー問題と高利貸しの例えでお話しましたが、これもバブルが発生して土地価格が暴騰したから起こった問題で、中東地域に大油田が発見された為に、石油バブルが発生したからであります。
それまでは、今では大金持ちの代名詞になっているサウジアラビアのサウド王家も、唯の遊牧民族の一部族であっただけのことです。
ところが大油田が発見され急に、欧米列強が注目しだした。しかし当時、この中東地域はオスマントルコ帝国が支配していた。
何とか、この地域を手に入れたいと思ったイギリスやドイツ、その後のアメリカがオスマントルコから奪う為に、お互い闘いながらも、対オスマントルコでは手を組んで、とうとう自分たちのものにした。
正に、暴力団抗争事件そのものであります。
結果、イスラエル国家建設と、サウジアラビア懐柔策としてのパレスチナ国家建設という相矛盾する問題が発生して、今日の問題となっているわけです。
これは、さすがのユダヤプロトコルを策定した洞察力を以ってしても、読み切れなかった。
従って、欧米列強のキリスト教国家対イスラム教国家の争いは、これから本格化していくと思います。
冷戦に続く世界の基軸はここにあり、アジア問題は、中国に任せるつもりであり、北朝鮮問題は、彼らにとって、かつての石油のない僻地の中東地域と同じ程度しか見ておらず、日米安保で守られている日本は、いつでも屑箱に捨てられる危険性を孕んでいることを忘れてはなりません。
わたしは、彼らが100年前に書いた、この議定書を逆手に取る、したたかさを日本は持つべく戦略を策定する必要があると思っています。