一期一会  未(ひつじ)三の日

2003年という新しい年に入りました。
平成15年でもあります。
京都の平安神宮に、元日の朝に参拝をする習慣になって、30年が経過しました。
思い起こせば、大学を卒業して2年後に大阪に帰って以来、元日の平安神宮参拝だけは、一回も欠かさず続けております。
若者が以前と変わらず参拝にたくさん来ておりますが、齢を重ねた分だけ、彼らとの世代のギャップを感じます。
戦後の3S政策をもろに被った教育を受けてきた彼らでありますから、Sex、Sports、Screenにはかなり汚染されてはおりますが、わたしは、今はじっと我慢して見ております。
欧米諸国と、我々は彼らの国を括って言っておりますが、わたしは21世紀に入って、その構図が大きく変化してしまったと考えております。
アメリカを中心にイギリス、ロシアのパクスロマーナを目指すドル世界、ドイツとフランスを中心のキリスト教を中心に据えたユーロ世界。
このふたつの大きな勢力が、これからいろいろな形で衝突を起こすであろうことは、充分に予想されることです。
そしてこの二大勢力が、アジア、中東の争奪戦を展開していくことになるでしょう。
アジアの一大経済力を構築した日本、それに追随してきた他のアジア諸国、特に予想した通り、眠っていた中国が目を覚ました結果、ドル世界、ユーロ世界にとっては、かつての欧米列強帝国覇権主義のターゲットとして再び狙われていることは確かであります。
イラクへの戦争誘導、北朝鮮の核査察拒否、が連日新聞紙を賑わせておりますが、今から130年前に、下田沖に黒船が到来しただけで、日本の国が根底から覆されたことを思い起こさなければなりません。
彼らのやり口は、ターゲットにした国に、まず内部分裂の亀裂をつくる楔を打ち込み、そしてしばらく様子を窺います。
明治維新の際、彼らにとって予想もつかなかったのが、若者たちのパワーでした。
中国と同じように、日本を属国にするつもりだった彼らの手口は、先ず通商条約を締結する。つまり鎖国政策を解除させ、交易によって自由自在に出入国できるようにするわけです。
丸裸にしておいて、どちらの裸が魅力的だと、自信たっぷりに自分たちの長所を見せつけるのです。
白人による有色人種差別の要因として肉体的優位性を彼らは持っています。
確かに、日本人に比べてスタイルは良いし、背も高い。
白人の優位性を誇りに思うのも仕方ないとも思える点はあります。
一時期、日本の若者も食生活の向上で、平均身長も伸びて、以前に比べたら飛躍的に立派な体格になったと言われてきました。
しかし、最近の若者を見ていますと、またまた貧弱な日本人に戻ってしまったのではないかと思うのです。
正確には統計学見地で検証しなければなりませんが、わたしはバブル崩壊後のこの10数年の間に、日本人の体格は貧弱に舞戻ってしまったのではないかと思うのです。
頭脳も、驚くべき低下で、簡単な暗算すら出来ない若者であふれているようです。
1800円の買い物をして2000円渡すと、200円のお釣が、すんなりと出せない、若い女子店員がいて、わたしは唖然としたことがあります。
正月の参賀に一緒についてくる素直さを持っているのに、教育の劣悪さが、日本の若者を蝕んでいる。
何とかしなければなりません。