一期一会  未(ひつじ)六の日

一期一会を書き始めたのが昨年の10月20日で、およそ50数日が経ち、五十の日及び未(ひつじ)六の日を、今こうやって書いているので、ほぼ毎日それこそ、(はじめに)で書きましたようにDaily Discourseではありませんが、Dailyにみなさんに語りかけてきました。
その時の想いを、徒然なるままに、硯ではありませんが、パソコンに向かって、何の義務感もなく、ただ楽しく、みなさんと顔を付き合わせることはなくても、語ってきた感が致します。
それも、みなさんからの、いろいろな感想を頂くことで、一期一会になり得たのであって、正に、日々一期一会の気分になれました。
これも、読んでくださるみなさんあっての一期一会でありました。
これからも、一体いつまで続けられるか判りませんが、(はじめに)で申しましたように、 『真理は語ることは出来ない。語れるものは真理ではない』という老子の言葉に逆らって、真理をみなさんと語り合ってゆきたいと思っております。
本を書くことの原点は、飽くまで個人対個人の真理の対話であって、それが物理的になかなか難しいが故に、作者から不特定多数の読者の方々に、本を以って語るのであります。
従って、平成セミナーで20人ばかりのみなさんと語り合う場を持っているわたしとしましては、本を書く必要は本質的に無い訳でして、20人ばかりのみなさんが、また他の20人のみなさんと、同じような場を持たれていく中で、本当に生きる上での実践的な真理を語り合う輪が広がって行ってくれれば、わたしの文筆活動は大いに意義があったという結論になるのだと思っております。
先ずは、生の声での対話が非常に大切ではないでしょうか。
そう考えますと、活字でみなさんに語りかけることの限界を思い知る訳であります。
この3年間、最初は十数人のみなさんにメールでアメリカから配信し始め、今では千数百人のみなさんに送っておるのですが、やはり活字の限界は、毎日感じており、究極的には、直接対話出来るのが一番だと思っております。
そうなりますと、一休さんや、良寛さんのように、偉そうな言い方になりますが、市井に出ていくことになるのではと思う今日この頃であります。