永遠に消えぬ灰色の粉

ピカドンは雷の化け物

最初にピカで後でドン

雷ならピカでドンを予測できる

だがあの夏の朝の晴れた日に

だれが化け物のような雷が来ると思うのか

だからピカが来たとき わたしは構えなかった

そしたら ドンが地響きあげてやって来た

わたしは全身灰色の粉まみれ

外に出て見て からだが震えた

ポンペイ遺跡の何千年のままのあのポーズ

真っ黒焦げでそのままのポーズ

わたしはその時内心喜んだ

たすかった!

まさか灰色の粉がその後のわたしを苦しめるとは知らずに

たすかった!

一人だけたすかった!は神には通じない

今ではわたしは思う

真っ黒焦げのポーズの方がいっそ良かったと

いつになったら消えるのか灰色の毒の粉