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Chapter 336 自然治癒力とは 健全な肉体に健全な精神が宿るとよく言われます。 まさに自然治癒力が活発に機能する身体が健全な肉体であり精神であると言えるのではないでしょうか。 人生における悩みとは精神の病気であって、本来具わっている筈の自然治癒力が普通に機能していたら悩む筈がないわけです。 ただ病気の原因つまり病原体は常に身体内に侵入しているのですから、少しでも油断すると発病する危険はある。 病気の原因が身体内に侵入するのを防ぐ方法はありません。 食物連鎖という自然の法則に則して身体内に侵入しているのですから、風邪のウィルスもエイズウィルスも癌細胞も人間と共生関係にあると判断したら、身体内に侵入してきます。 それを拒否したら、自然循環の法則から逸脱して、却って深刻な事態を招いてしまいます。 それよりも、身体内に侵入して共生関係を構築している病原体と仲良くすることが大切です。 ところが共生関係を構築している相手であっても、ぼろぼろの肉体と精神の持ち主だと嫌気がさしてきます。 そうしますと、彼らは共生関係を破棄しようとします。 つまり相手に対して拒否反応を示すようになってきます。 それが発病という形で現れ、相手に警告を発します。 「このまま、ぼろぼろの肉体と精神を維持するなら、あなたの身体を拒絶しますよ?早く自然治癒力を発揮して健全な肉体と精神を取り戻しなさいよ!」 病原体はそうわたしたちに訴えます。 わたしたちが、そこで彼らの愛の訴えを聞く耳を持っていると、正しい生活を取り戻そうとする意志を発揮し、健全な精神を先ず回復させます。 病原体は、そうすると納得して拒否反応を止め、再び共生関係に戻す結果、わたしたちの肉体は健全に戻るのです。 ところがせっかく愛の訴えをしている彼らの所在を確かめる為に病院に行き、検査をして、挙げ句の果てに除去しようとすると、彼らはますます拒否反応を示します。 人間同士の戦争も、まさに同じメカニズムで起こるわけで、結果はどちらかが死ぬまで闘い続けることになるのです。 そう考えますと、わたしたち人間の上に起こっているすべての不幸は、同じメカニズムに基づいて起こっていることがわかってきます。 生きているということは、すべての生き物のみならず、存在しているものすべてが共生関係にあるのです。 それを、お互いに、若しくは一方が拒否反応を示した処に起こるのが不幸であるわけです。 人間以外の生き物には、不幸の概念も幸福の概念もありません。 彼らの死は食物連鎖の法則に則した死であるだけですから、不幸な死など有り様がないし、従って幸福な死なども有り様がないのです。 だから彼らには死という概念がないのです。 死という事実は厳然と在るのですが、死という概念はないのです。 彼らにとっては死は死ではなくて、ただ消滅するだけのことなのです。 発生したものが消滅する回帰現象に過ぎないのです。 それを人間だけが、生まれ変わるとか、魂だけは永遠に不滅だとか、馬鹿げたことを言っておるわけです。 その原因は、自分と他とはすべて共生関係にあるという理解の欠如から来ているのです。 現代医学は、共生関係の相手を拒否する姿勢です。 共生関係の相手と共存する姿勢に変わらない限り、病原体との永遠の鼬ごっこが展開されるだけです。 悩みの病原体に対しても同じことが言えます。 悩みの原因と共存する姿勢こそ、自然治癒力の発揮に繋がるのです。 Chapter292でお話をしましたが、わたしたち人間は共生関係にある相手を憎しみながら生きているから、病気や悩みから解放されないのです。 自分と他との区分けを外し、全体と一体化した精神に常に置いておくことが肝要なのです。 全体と一体化するには、『今、ここ』に自分を置くしか方法はないのです。 |