Chapter 422 一日24時間の人生設計

一日を8時間若しくは16時間の人生として生きてきたのを、24時間の人生で生きるとなると、平均寿命80年の現代人は、実質120年若しくは240年の人生に変わるのです。
平均寿命50年の時代が、80年に延びた結果の現代社会は、さながら、“いままでご苦労さま、これから余生を楽しんでください”と慰労されてきたお年寄りが、邪魔者扱いの高齢者というカテゴリーに追いやられ、終身雇用制が転じてリストラをしなければならなくなり、余計なコストの年金保険を払わされる側、それを当てにする受給側の問題が生じ、挙げ句の果てに、生きたくもないのに生きなければならない苦痛の余生が待ち受ける、実に暗いイメージの高齢者問題がどんどん発生している世の中であります。
現に、溌剌と生きているお年寄りが極めて少なくて、暗い表情のお年寄りが多い。
平均寿命が80年まで延びて、利益を享受しているのは、お年寄り本人ではなくて、医者や彼らと結託する薬品会社であり、その上介護ビジネスといった新しい商売が生まれ、それに群がる拝金主義者たちを増殖させているだけなのが実態です。
これまでのことを慰労され、家族に暖かく見守られて一緒に余生を送るべきお年寄りが、養老院に追いやられ、その養老院に入るにも莫大な費用が要るようでは、ホームレスが激増するのも当たり前です。
こんな事態になることは、数十年前からわかっていたのに、政府・行政は何の手も打ってこなかったのです。
国家、社会、企業といった組織が、如何に当てにならないものであるかを、如実に示している現代社会の様相であることを、わたしたちひとりひとりは、何と考えているのでしょうか。
現代政治家・役人・企業人・・・の程度の低さ加減にも原因はありますが、それよりも国家、社会、企業といった組織そのものの本質が、こういった個人の問題を創出することはあっても、解消することはできないことにあることを、今こそ、認識しなければならないのです。
結局の処、個人の問題は個人が解決するしかないのであります。
そのためには、人間社会を個人重視の価値観に変えなければなりません。
それが、新しい人生観の根本であり、その基本となるのが、睡眠に対する観念をどんでん返しして、一日24時間の人生設計を描くことです。
本来、人間は120年ぐらいは十分生きられるようです。
医療技術の進歩で50年が80年に延びた一方で、ストレス・環境汚染・・・等で120年まで生きられないでいるのが真相です。
睡眠を採ることが当たり前としている価値観の世界では、120年を生きることは到底無理でしょう。
睡眠を減らすことは、120年まで生きられるのを邪魔しているストレス・環境汚染・・・等を減らすことに外ならないとする価値観にすれば、120年の楽しい人生を送ることができるのです。
そのためには、先ず一日24時間の人生設計を描くことです。