Chapter 616 危険な一神教

現代先進社会は拝金主義に陥っている。
その中でもアメリカ・日本が顕著であり、中国がそのあとを一所懸命追いかけている。
お金というものはモノを交換する際の道具であったのが、今ではモノそのものになってしまっているのが拝金主義の極致であるわけです。
三次元空間世界の立体にはすべて三面性がある。
二元論の法則。
全体と部分の相対性の法則。
在り方と考え方の法則。
わたしたちが存在している三次元世界のすべてつまり事実を三面性が表わしているのですが、『今、ここ』を生きていないわたしたちには一面しか把握することができません。
拝金主義に陥る原因は、三面性の一つである「在り方と考え方の法則」を把握していない結果なのです。
モノというのは、「在り方」の表象であります。
つまりハードウエアーです。
お金というのは、「考え方」の表象であります。
つまりソフトウエアーです。
ソフトウエアーはハードウエアーあってのものです。
モノの交換手段というソフトウエアーであったお金が今ではモノそのものであるハードウエアーになってしまっているわけです。
一見、「考え方」が「在り方」に変わってしまっているように思われるけれど、実は「考え方」一元の世界になってしまっているのです。
三次元空間の立体世界は、「在り方と考え方」という二元論が厳然と機能しているのであり、「在り方」が全体であり、「考え方」が部分であるという「全体と部分の相対性の法則」も厳然と働いているのです。
従って、「考え方」一元の世界など在り得ないのです。
拝金主義とは、「考え方」一元を信じている一神教の宗教であるわけです。
運動の光と音(喧騒)の宇宙で生きている限り、一神教を信じることは法則に反した行為であると言っても過言ではありません。
「音(喧騒)」の世界は「喧騒」の世界を意味しているのであって、喧騒とは一元ではなくて二元を意味していることを理解しなければなりません。
一神教にはキリスト教を筆頭に、イスラム教、ユダヤ教といった聖書をバイブルにした代表的なものがありますが、父なる神、アラーの神、ヤーベ(エホバ)の神は同じ神であり、一神教の所以であります。
科学技術の発展と共に、父なる神・アラーの神・エホバの神という唯一神がお金という一元に収斂していった結果であると思えば、現代世界で起こっている戦争・紛争・差別・不条理の原因が見えてくるのであります。
今や現代先進世界では、お金という絶対唯一神の争奪戦の様相を呈しているのです。
「在り方と考え方の法則」が厳然と働く地球に、「考え方」一元を押しつけようとしているのですから、地球が怒るのも無理はありません。
拝金主義は極めて危険な一神教の宗教であることに、いい加減目を醒まさなければなりません。