Chapter 630 絶対的世界観と相対的世界観

時間の概念を持つことが四苦八苦の原因であります。
拙著「神はすぐ傍」で、時間は神にもなるが、悪魔にもなると申しました。
時間が神になるか、悪魔になるか、偏にわたしたち人間が実空間で生きているか、虚空間で生きているかで決定される。
実空間で生きているとは本音だけで生きていることだと、「神はすぐ傍」では申しました。
虚空間で生きているとは本音と建前の裏表で生きていることだとも申しました。
『今、ここ』を生きている人間は実在するつまり実空間で生きているわけで、「神はすぐ傍」の英語のタイトルである、"Man is Space & God is Time(人間が実空間に生きているなら、神は時間になり得る"になるのです。
過去や未来に思いを馳せて生きている人間は映像つまり虚空間で生きているわけで、「神はすぐ傍」の英語の厳密なタイトルである、"Man is real Space & God is Time, Man is imaginary Space or Evil is Time(人間が実空間に生きているなら、神は時間になり得るが、人間が虚空間に生きているなら、悪魔が時間になり得る)"ということになります。
わたしたちが過去や未来に思いを馳せて生きている限り、時間は神ではなくて悪魔であると断言してもいいでしょう。
時間が四苦八苦の原因であると申しました所以であります。
従って、わたしたちが一般に考えている時間つまり実時間(Real Time)こそが虚空間(Imaginary Space)での時間であり、虚時間(Imaginary Time)こそが実空間(Real Space)での時間であるのです。
実時間(Real Time)は三次元立体空間世界と同じ水平線上にある四次元要因としての時間であり、アインシュタインの相対性理論で言う四次元時空間世界が罷り通る相対的世界観であります。
虚時間(Imaginary Time)は三次元立体空間世界の水平線に対して垂直にある、全く異次元の時間であり、ハイゼンベルグの不確定性原理で言う時間と空間は同時に確定できない絶対的世界観であります。
ジャン・ポール・サルトルが、『他人は地獄』と言ったのは、他人の目を気にした生き方をすれば地獄の世界になると言っているのであります。
つまりアインシュタインの主張する相対的世界観であります。
アイザック・ニュートンは、『プリンキピア(真理の世界)』でニュートン力学を発表しましたが、時間を空間とは一緒の世界に置かずに絶対的なものと捉えました。
つまりハイゼンベルグの主張する絶対的世界観であります。
どちらが是非の問題ではありません。
相対的世界観は四苦八苦の人生を想起する、絶対的世界観は四苦八苦のない人生を実現することは確かであります。
わたしたちが現実と言っている世界が、相対的世界なのか、絶対的世界なのか、それを決めるのは、わたしたち自身であることは言うまでもありません。
他人の目を気にして生きているなら、わたしたちは間違いなく相対的世界に生きているのであり、四苦八苦の人生から解放されることはないでしょう。
「神はすぐ傍」Part III (時間からのメッセージ)Message 42 “わたしは本当に四次元要因か”を以下紹介しておきます。


Message 42  わたしは本当に四次元要因か

0次元世界である、「すべて」の世界が、一次元から四次元を貫く混沌の世界を創造した。
わたしは、最初に枝分かれした刻む力によって、自己のアイデンティティーを持った。
動く、つまり運動することが基本の、この世界では、わたしの役目はとても大きい。
そして、実在する物質が運動するためには、わたしの存在が不可欠。
これは、総てのものに当てはまり、結局、わたしが、この世界を支配する。
そこで、実在する物質が空間を構成する三次元立体だから、その一つ上の次元として、わたしは四次元時空世界の要因に選ばれた。
そして、混沌の世界の最上段に、わたしは祭り上げられた。
何故、わたしが四次元の最上段なのか。
線、平面、立体、そして時空間。
あなたが納得しているか、わたしははなはだ疑問。
わたし自身が、完全に納得はしていない。
ただ敢えて言うなら、やはり静止の世界から、運動の世界になるためには、わたしのような流れるものが役に立つ。
だが、絶対にそうだと、わたし自身断言することは到底できない。
三次元の要因までが、長さ、巾、高さ、となるなら、四次元の要因が、その立体の美しさでもいい、プロポーション−バランス−でもいい。
その方がずっと気が利いている。
長さ、巾、高さ、であなたを表現するなら、あなたが背が高くて、凹凸がはっきりした−voluptuousな−姿をしている。
更に、あなたの顔が美人なら、もう一段次元の高い処であなたは表現される。
建物という立体物なら、そのバランスが良いか悪いかを計数的プロポーションで表現出来れば、立派な四次元要因になり得る。
また、その方が、長さ、巾、高さの延長線上要因としてすっきりする。
謙虚にもう一度検証して欲しい。
わたしは、本当に四次元要因か。