Chapter 678 眠りから覚醒へのギヤー・チェンジ

地球が人類に叫んでいます。
“いい加減にしろ!”
ところが地球の子である人類は気づく気配がない。
地球上に存在しているものにとっては地球が産みの親であることを、人類だけが自覚していないようです。
気づかない。自覚していない。
つまり眠っているのです。
人類が眠っている最大の所以が人口の激増に顕れています。
地球つまり自然の世界では、食物連鎖の法則が厳然と働いていますが、これは全宇宙における熱力学第一および第二法則が顕現されたものであります。
静止の暗闇と沈黙の絶対宇宙とは、意志という唯一の力によって結晶化された均質物質つまり唯一の物質でガッチリ固められた身動きできない無の世界です。
無の世界である絶対宇宙からビッグバンによって有の世界である全体宇宙が誕生した。
わたしたち人間の世界でも、母親が父親の精子を受精することで子供を産むように、ビッグバンとは受精の瞬間だと考えればいいでしょう。
受精してから十月十日掛けて産まれ落ちるように、全体宇宙もビッグバンという受精から数分掛けて産まれ落ちたと考えればいいのです。
受精してから産まれ落ちるまでの十月十日の間に胎児が刻々と進化していくように、全体宇宙として産まれ落ちるまでの間、全体宇宙の胎児も刻々と進化していった中で、意志という唯一の力から重力・強い力・弱い力・電気の力という四つの力に分化して運動するようになり、光が誕生し、音が誕生し、運動の光と音(喧騒)の世界になっていったのです。
まさに無の世界から有の世界の誕生の瞬間であり、わたしたち人間特にメスである女性は無から有を産む体験をする貴重な生き物であるのです。
ところが無から有を産む際に、意志という唯一の力が四つの力に分化されたように、無の世界では唯一の法則であったものが、三つの法則に分化された。
つまり誕生と死と生の三つに分化されたのが、有の世界の三つの法則なのです。
運動するものはすべて誕生があり生を経て必ず死に至るという繰り返しつまり円回帰運動をするわけです。
この円回帰運動こそが熱力学第一法則つまりエネルギー保存の法則であり、熱力学第二法則つまりエントロピーの法則であります。
エネルギー保存の法則とは、すべての物質はエネルギーで成立していて、その総量は不変であり、姿形を変える(変位する)だけであるというものです。
エントロピーの法則とは、すべての物質は使用可能なエネルギーから一旦使用されると、再使用不可能なエネルギーに変わるというものです。
熱力学第一および第二の法則が、わたしたちの地球上に顕現されたのが、「二元論」、「全体と部分の相対性の法則」、「在り方と考え方」それぞれ十六通りの法則の中の、「全体と部分の相対性の法則」に顕現されているのです。
地球という星・動物・植物・鉱物・分子・原子・原子核・素粒子の八通りの肉体が固体・液体・気体・プラズマという形態に変位することこそ、エネルギー保存の法則とエントロピーの法則の顕現そのものであるのです。
全体宇宙を貫く熱力学の法則、地球上を貫く食物連鎖の法則が、人類によって犯されている結果が人口の激増であるのです。
他の生き物は余計な殺生はしません。
食べるためだけに殺生をするだけです。
人類が為す戦争は余計な殺生であり、食べる為以外のことに腐心するからであります。
食べる為以外のことに腐心する。
言い換れば、“自分さえよければいい”という発想であります。
この発想こそ、熱力学の法則、食物連鎖の法則を脅かす元凶であり、その結果の人口激増なのです。
まさに無意識つまり眠った人間の為せる業であります。
人類を破滅の道から救うには、人類の産みの親である地球を救う以外に道はないのであり、これ以上眠った人類を増やさないことです。
その為には、わたしたち人間が、眠りから醒めた人生にギヤー・チェンジを一刻も早くしなければならないのです。