Chapter 703 人生のバロメーター・夢

四苦八苦の人生を送っている人は、居眠りの人生を送っているから悪夢を観ているだけのことであります。
眠りから醒めることによって夢からも醒めるように、居眠りの人生から醒めることによって四苦八苦の悪夢から醒めることができるのです。
四苦八苦の人生の原因は外部環境にあるのではなくて、自己の覚醒の欠如にあることを先ず自覚することが大切であります。
わたしたちは、四苦八苦の人生を送っているのは昼間目が醒めている時だけだと思っています。
“ああ、夜眠っている時だけが幸せだ!”
思い悩んでいる人の得意の台詞ですが、思い悩む程度が大きくなると、眠ることさえ出来なくなります。
“ああ、夜も落ち落ち眠れない!”
四苦八苦の人生を送っている人の得意の台詞ですが、四苦八苦の人生に嵌り込んで来ると、一日24時間四六時中が悪夢であることがわかってきます。
谷を超えるには谷底に達するしか道はないことを、“山あり谷ありの人生”は教えています。
人生の谷の峠を超えたかどうかのバロメーターは、夜の眠りの中の夢の内容によって決まってくるのです。
夜眠っている中での夢が、三次元量的世界の量的記憶に基づく正夢であり且つ悪夢である間は、昼間の夢も悪夢であり続け、“ああ、夜も落ち落ち眠れない!”という四苦八苦の人生の真只中であります。
夜眠っている中での夢が、三次元量的世界の量的記憶が減少してくると、正夢でも悪夢からは脱することができ、昼間の夢も悪夢から脱することができ、“ああ、夜眠っている時だけが幸せだ!”という精々思い悩みの人生であります。
夜眠っている中での夢が、四次元質的世界の質的記憶に基づく負夢であると、昼間の夢も負夢になっている証拠で、覚醒はしていないけれど、波風の少ない人生つまり
谷と山の狭間にいるわけです。
四次元質的世界の質的記憶だけになると、7才ぐらいまでの子供の時のように夢を観なくなり、四苦八苦も四楽八楽も無縁の人生になります。
7才ぐらいまでの子供の人生が無自覚(無知性)の絶対一元論の世界であるのに対し、相対的一元論を経験した結果の自覚(有知性)の絶対一元論つまり三元論の覚醒した世界になります。
一重に自己の覚醒度によって悪夢の人生か、正夢の人生か、負夢の人生か、夢のない覚醒した人生つまり真の人生かが決定されるのです。
量的記憶を極少化し、質的記憶を極大化することが鍵です。
夜眠りに就く瞬間(とき)に、その日の目が醒めていた間の出来事を再生(逆回転)することで記憶を消去する。
朝目が醒めた瞬間(とき)に、その夜の眠っていた間の出来事つまり夢で観た出来事を再生(逆回転)することで記憶を消去する。
この二つの作業を日々継続することで、量的記憶を消去していくと、自ずから質的記憶が浮上してくることで、三次元量的世界から四次元質的世界に移動することができるようになります。