Chapter 713 月も怒っている

地球上の自然の食物連鎖の法則は、全体宇宙の三つの基本法則である誕生(プラス)・生(ニュートラル)・死(マイナス)が四十八通りに分化された法則、つまり十六通りの「二元論」・十六通りの「全体と部分の相対性の法則」・十六通りの「在り方と考え方」の共通面が顕現したものであります。
従って、地上の覇者になったわたしたち人類も食物連鎖の法則の中に組み込まれています。
食物連鎖の法則から逸脱するものが存在すると、地球という惑星の生態系が崩れ、延いては絶対宇宙・全体宇宙・星雲・恒星・惑星群・惑星(地球)・衛星という七段階の宇宙の生成過程の中に組み込まれている惑星(地球)としての役割を果たすことができなくなるため、地球の意識や「想い」のみならず全宇宙の意識や「想い」が、逸脱したものを排除しようとする働きが起こります。
大地震・津波・台風といったものは人類にとっての災害であって、食物連鎖の法則に則して生きている他の生き物には災害となっていないのがその証左であります。
食物連鎖の法則から逸脱している証拠は人口の大増殖にあります。
食物連鎖の法則に則していれば、大増殖もなければ、大減少もないのです。
人類だけが大増殖して、他の生き物は絶滅の危機に瀕している現状は、明らかに食物連鎖の法則自体を狂わせているわけであり、結局は地球全体の生態系を狂わせているのです。
大地震・津波・台風は、地球の生態系を正常に戻そうとする地球の意識や「想い」の為せる業であることは明白です。
このまま人類が大増殖すれば、食物連鎖の法則のみならず、地球自体の肉体を傷つけ兼ねません。
自動車の排気ガス問題、エアコンによる大気温暖化、人類が吐き出す汚物による有毒ガス問題・・・これらは食物連鎖の法則を維持している範囲内での人口であるから許容されてきたのですが、年間に1億近い人口の異常増殖は、その許容範囲を遙かに超えています。
古代においては精々3億程度だった人口が、中世の終わりにおいても5億程度にしかなっていなかった。
近代に入った500年前当たりから増え始め、二十世紀初頭には16億まで増えてしまったが、まだ許容範囲内だった。
二十世紀の100年間で16億から63億まで増殖したのは、明らかに異常発生です。
二十世紀は地球全体にとっても異常世紀であったことは否めない事実であります。
二十一世紀も二十世紀と同じことを続ければ、二十世紀に起きた悲劇よりも更に大きな悲劇が待ち受けていることは100%確実であります。
先進諸国だけが人口対策を講じても無意味です。
人類全体で人口対策を講じなければ、地球の生態系を戻すことはできません。
“自分たちさえよければいい”発想は二十一世紀では通用しません。
欧米社会がよくやる手であるボランティアー活動・寄付活動は、所詮“自分たちさえよければいい”発想の一環であります。
“お金をすこし回してやれば、それでいいだろう!”
欧米社会の偽善的発想であり、その背景には、自分たちが世界から略奪してきた後ろめたさがあるからに外ならないのです。
欧米社会の略奪の歴史の時計を逆まわりさせて、一からガラガラポンをしなければならない事態になっているのです。
二十世紀の日本は、アメリカに敵対して原爆を落とされた苦い経験から、アメリカに追従して現在に至っています。
二十一世紀のアメリカに追従することは、地球全体延いては宇宙全体を敵に回すことになることを肝に銘ずべきであります。
特に宇宙の生成過程で惑星の後に控えている衛星つまり月にとって、地球上で起きていることは忌々しい問題であるのです。
地球のみならず月まで怒らせてしまい兼ねない人類の暴走であります。