Chapter 721 哲学が科学をリードする時代

科学と哲学の統合がなぜ急務なのか。
人間には男と女しかいないように、科学的人間と哲学的人間しかいないからです。
形而下学的と形而上学的と言ってもいいし、無神論的と有神論的、唯物的と唯心的と言ってもいいでしょう。
男と女で基本的に区分けされている人間ですが、凸型と凹型、能動的と受動的、形而下学的と形而上学的、無神論的と有神論的、唯物的と唯心的、そして科学的と哲学的・・・と種々の区分け方があります。
これらはすべてオス・メス二元論の派生種であると言っても過言ではありません。
しかし、わたしたちはオスが形而下学的であり、無神論的であり、唯物的であり、科学的である一方、メスは形而上学的であり、有神論的であり、唯心的であり、哲学的であると誰も思っていないし、またその逆だとも思っていません。
現に、新興宗教に現を抜かしている男もたくさんいますし、“お金だ!お金だ!お金がすべてだ!”と喚いている女もたくさんいます。
男性の哲学者もいますし、女性の科学者もいます。
男と女。
凸型と凹型。
能動的と受動的。
形而下学的と形而上学的。
無神論的と有神論的。
唯物的と唯心的。
科学的と哲学的。
・・・・・・・・・・・・・。
際限なく二元要因で区分けすることができるわけで、無限の二元要因を組み合わせれば無限のタイプができることになり、畢竟、男と女に戻ることになります。
地球上の十六通りの二元論である生・死、オス・メス、善・悪、強・弱、賢・愚、貧・富、幸・不幸、天国・地獄も詰まるところ、生・死の問題とオス・メスの問題に行き着き、全体宇宙の三つの基本法則である誕生・生・死に尽きるわけです。
オスとメスが生と死の間を絡み合っているのが、わたしたちの人生であるのです。
オスは科学であり、メスは哲学であります。
死・メス・・・は実体あるもので、生・オス・・・は死・メス・・・の単なる不在概念に過ぎません。
従って、科学と哲学は補完関係にあり、科学は哲学の不在概念であり、哲学から科学が生まれたのであります。
ギリシャ哲学とは、まさにこのことを示唆しているのです。
科学と哲学の統合が急務だと申しましたが、科学は所詮精子を与えるだけで、子供を生むことはできません。
子供を生む次の時代に繋いでいくのはメスである哲学であることを、二十一世紀の科学者は肝に銘じておくことが大事であります。