Chapter 729 医者は今や錬金術師

医療技術の進歩及び次から次へと開発される新薬との鼬ごっこで、外敵である現代病はますます複雑化していますが、最大の敵は内にあります。
医者の精神構造の堕落であります。
病気と闘うのが医者の本分であるのに、病気と結託して金儲けに腐心しているのが、現代の医者の大半であり、まさにミイラ取りがミイラになったとはこのことを言うのであります。
金儲けに腐心している医者たちの内心は、患者の病気を治すことよりも、病気を理由に患者を如何に引き止めるかということにあるのです。
そのために検査をして、時には手術をしてと、あの手この手で患者を出来るだけ長く引き止めて、金を巻き上げるのが本音です。
彼らの表情から、患者に対する慈悲心は凡そ感じられません。
患者をまるでモノ扱いしているように思えませんか。
外科医は患者をまさにモノ扱いしているとしか思えません。
心体(じんたい)というものは、自然の食物連鎖の法則の中で何一つ無駄なものはないように創られているのです。
すべての五臓六腑のみならず五感まで食材にしてしまう中国は、五千年の歴史の教えの賜物でしょうか。
現代西洋医学は、一時的に病(やまい)の丙状態になった心体をいとも簡単に除去しようとする。
病(やまい)の乙状態から丙状態に相転移しただけのことであり、水が摂氏0度以下だと氷になり、摂氏100度以上になると水蒸気になるのと同じ現象であり、氷になったものを暖めてやると元の水に戻るし、水蒸気になったものを冷やしてやると元の水に戻るのです。
癌になった細胞は普段の細胞からエネルギーの作用で相転移しただけのことであり、同じエネルギーの作用で普段の細胞に戻る相転移をしてやればいいだけのことです。
にきびが出来た過程と逆の過程で相転移してやれば元の綺麗な肌に戻るわけです。
昔の人は、食材の無駄な使い方をせず、すべてを使い切りますが、現代人はすぐに“ポイ!”と捨てます。
昔の人は、食べ物を決して残したりせず、食台に出されたものは必ず食べ切りますが、現代人はすぐに“ポイ!”と捨てます。
これらの精神構造の堕落は、医者の精神構造の堕落と符号しています。
昔の西洋医学の医者は、ドイツ語でカルテを書いていました。
つまりドイツ医学が中心だったのです。
ドイツ医学は近代西洋医学の元祖でありますが、ドイツ医学は東洋医学と底流が同じである点が極めて多く、日本でも昔の医者はドイツの倹約精神の影響かどうかわかりませんが、薬を処方することを極力抑え、手術も極力避けるのが常識でした。
ところが高度経済成長がはじまった東京オリンピック及び大阪万博の頃からカルテを英語で書く医者が増えてきて、今では英語のカルテが常識になっています。
つまりアメリカ医学が中心になったのです。
アメリカ医学は薬ビジネスと巨大病院ビジネスとが結託した医療ビジネス世界を造ってしまいました。
つまり医療がビジネスに相転移してしまったわけで、畢竟、医術が聖職から堕落した錬金術に相転移してしまったのです。
現代社会の医者は聖職者から錬金術師に相転移してしまったわけです。
複雑化した現代病の最大の敵は、わたしたちの内にある敵であったのです。
早急に錬金術師から聖職者に相転移させるエネルギー作用が必要なのです。