Chapter 731 病気の自然治癒

現代西洋医学の対症療法は症状を如何に抑えるかに重点が置かれているため、病気の根源を根深くしてしまう危険性があります。
発病するつまり症状が出るということは、心体(じんたい)が除去するべき原因子を追求した結果を警報若しくは警鐘していることに外ならないのに、警鐘の症状を除去しようとすることによって、却って病気の原因子を究明する可能性を摘み取ってしまうのです。
痛いのは病(やまい)が乙状態から丙状態に移ったことを報せるために、逆に痛(いたみ)を乙状態から甲状態に移すつまり神経をより敏感にすることで、自己の心体が持つ自然治癒力からの警鐘をしているのです。
苦しいのは病(やまい)が乙状態から丙状態に移ったことを報せるために、逆に苦(くるしみ)を乙状態から甲状態に移すつまり心肺機能をより高めることで、自己の心体が持つ自然治癒力からの警鐘をしているのです。
熱が高いのは病(やまい)が乙状態から丙状態に移ったことを報せるために、逆に熱(あつさ)を乙状態から甲状態に移すつまり原因子と闘うことで、自己の心体が持つ自然治癒力からの警鐘をしているのです。
眠れないのは病(やまい)が乙状態から丙状態に移ったことを報せるために、逆に眠(ねむさ)を乙状態から甲状態に移すつまり覚醒度を高めることで、自己の心体が持つ自然治癒力からの警鐘をしているのです。
それを無理やり止めてしまうのが対症療法なのです。
痛いということは自然治癒力をより発揮しているシグナルなのです。
苦しいということは自然治癒力をより発揮しているシグナルなのです。
熱が高くなるということは自然治癒力をより発揮しているシグナルなのです。
眠れなくなるということは自然治癒力をより発揮しているシグナルなのです。
ところが、わたしたちは痛いと喚いて痛みを無理やり除去しようとする、苦しいと喚いて無理やり苦しみを除去しようとする、熱が高くなったと喚いて無理やり熱を下げようとする、眠れないと喚いて無理やり眠りを採ろうとするのですから、病気の原因子を除去などできるはずがない。
痛ければ痛みに耐えることです。
苦しければ苦しみに耐えることです。
熱が高ければ高い熱に耐えることです。
眠れないならば眠れないことに耐えることです。
耐えるということは心体の自然治癒力をより発揮させる最高の方法です。
病気の場合は耐えるという表現を使いますが、人生においては継続という表現であり、努力という表現であります。
努力。
継続。
忍耐。
これらは同義語であり、生命エネルギー 極大化つまり寿命の最長化の切り札であります。
使命を知り、使命を果たす人は、努力の人であり、継続の人であり、忍耐の人であるのです。