Chapter 739 自己完結力の大切さ

地球上に生きている生き物はすべて自己完結力を以て部分観として存在しています。
それが「全体と部分の相対性の法則」の重要なポイントであります。
“部分観として自己完結する”
つまり自分以外のものはすべて映像に過ぎない根拠であります。
弱者の論理である、支配・被支配二層構造社会とその裏面である世襲・相続の差別社会は自己完結力の欠落の為せる産物であり、部分観の不完全さを露呈しているのであります。
法律や憲法などといった人間だけのルールをつくり、挙げ句の果てにルールを守る人間は誰もいないという支離滅裂な社会だからこそ、差別・不条理・戦争そして病(やまい)の禍に見まわれている始末です。
他の生き物が住む自然界では、明文化したルールなどなくても、また罪と罰の概念などなくても、彼らは率先して自然のルールを厳守しています。
自然のルールつまり自然法を重視するか、人間のルールつまり人間法を重視するか、答えは地震・津波・台風と自然現象に対する人間の無力さが証明しています。
科学万能の時代と言っても、地震・津波の予知能力は他の生き物よりも劣っていることは証明されています。
科学万能の時代と言っても、近代医学が自然治癒力よりも劣っていることは証明されています。
それにも拘わらず、科学に頼る現代人の愚かさは、徳よりも金を重視する拝金主義社会と呼応しているように思えてなりません。
現代社会は圧倒的に唯物主義・拝金主義化されています。
嘗て聖職と謳われた職業はすべて拝金主義化されてしまいました。
医者・宗教家・教師・弁護士・役人・政治家・・・が悉く拝金主義化された職業に成り下がってしまいました。
現代社会の一般人であるわたしたちが、そういう社会を容認していることが、その根底にあります。
少し体の具合が悪いからといって、すぐに医者に頼る。
少し心の具合が悪いからといって、すぐに宗教に頼る。
少し頭の具合が悪いからといって、すぐに教師に頼る。
少し人の具合が悪いからといって、すぐに弁士に頼る。
少し町の具合が悪いからといって、すぐに役人に頼る。
少し国の具合が悪いからといって、すぐに政屋に頼る。
アメリカ社会そして追随する日本社会の現象であります。
医者・宗教家・教師・弁護士・役人・政治家・・・が悉く拝金主義化された職業に成り下がるのも仕方がない。
自己完結力が欠落した、わたしたち現代人がそういう社会をつくってしまったのであります。
“部分観として自己完結する”
自分以外のものはすべて映像に過ぎないと達観することで、自己完結力の欠落した、弱者の論理である支配・被支配二層構造社会とその裏面である世襲・相続の差別社会から脱却しなければなりません。