Chapter 741 常識の反転現象

コペルニクスが、地面が動いているという所謂「地動説」を唱えた時、当時の人々は彼のことを狂人だと思いました。
「地動説」は文字通り天地がひっくり返るほど吃驚仰天の「考え方」であったわけです。
コペルニクスの時代から凡そ500年経った現代では、「地動説」は常識になっています。
人間社会の常識とはこれほどいい加減なものであります。
悪だと考えてきたことが善にひっくり返る。
善だと考えてきたことが悪にひっくり返る。
旧約聖書の創世記で、人間がエデンの園つまり自然社会から追放された理由は、善悪の判断の果実を食したからだと述べられています。
旧約聖書の出エジプト記で、悪の定義として十戒が述べられています。
ところが善と悪がひっきりなしにひっくり返ってきたのが人間の歴史でした。
今から500年前のコペルニクスの時代では「地動説」が悪であり、「天動説」が善であったのに、今では「天動説」が悪であり、「地動説」が善であります。
善のことを常識と言い換えてもいいでしょう。
悪のことを非常識と言い換えてもいいでしょう。
人類の過去1万数千年の歴史では、生・死、オス・メス、善・悪、強・弱、賢・愚、貧・富、幸・不幸、天国・地獄・・・若・老、健・病の生・オス・善・強・賢・富・幸福・天国・・・若・健が常識であり、死・メス・悪・弱・愚・貧・不幸・地獄・・・老・病が非常識であったわけです。
まさしく男性社会でありました。
女性社会に反転するこれからの人間社会では、生・死、オス・メス、善・悪、強・弱、賢・愚、貧・富、幸・不幸、天国・地獄・・・若・老、健・病の死・メス・悪・弱・愚・貧・不幸・地獄・・・老・病が常識になり、生・オス・善・強・賢・富・幸福・天国・・・若・健が非常識になるのです。
よくよく考えてみれば、死・メス・悪・弱・愚・貧・不幸・地獄・・・老・病が常識で、生・オス・善・強・賢・富・幸福・天国・・・若・健が非常識である方が現実社会に適応していることがわかります。
わたしたちは、生・オス・善・強・賢・富・幸福・天国・・・若・健を希求するが決して叶えられず、死・メス・悪・弱・愚・貧・不幸・地獄・・・老・病を回避しようとするが必ず叶えられる人生を送っていることがその証左であります。
まさに四苦八苦の人生であります。
四苦八苦の人生を送っているから、四苦八苦の人生から逃れたいと思うのであります。
世界の大富豪になっても、四苦八苦の人生に振り回されています。
世界の権力者になっても、四苦八苦の人生に振り回されています。
北朝鮮の金正日でさえも、四苦八苦の人生に振り回されています。
畢竟、四苦八苦とは無いものねだりの鼬ごっこであるわけで、生・オス・善・強・賢・富・幸福・天国・・・若・健を希求するが決して叶えられず、死・メス・悪・弱・愚・貧・不幸・地獄・・・老・病を回避しようとするが必ず叶えられることが、生・オス・善・強・賢・富・幸福・天国・・・若・健が偽物であり、死・メス・悪・弱・愚・貧・不幸・地獄・・・老・病が本物である証でもあります。
わたしたちは、偽物を追いかけ、本物を避ける生き方をこれまでしてきました。
本物の時代のこれからは、わたしたちは本物を追いかけ、偽物を避ける生き方をしなければならなくなります。
コペルニクスの時代の一般大衆は、「天動説」を信じていたのではなくて、多数の意見に迎合していただけのことで、「天動説」であろうが、「地動説」であろうが、どっちでもいいわけで、多数の意見に従っていただけのことで、それが一般大衆の所以であります。
一般大衆とは決して自己の意見を持っておらず、ただ迎合しているだけのことです。
従って、これからやってくる社会でも、彼らは迎合します。
つまり死・メス・悪・弱・愚・貧・不幸・地獄・・・老・病が常識で、生・オス・善・強・賢・富・幸福・天国・・・若・健が非常識だと主張しはじめるでしょう。
それが常識の反転現象の証明になるのです。
癌や心筋梗塞や糖尿病が常識で、健康が非常識だと主張しはじめるでしょう。
それが常識の反転現象の証明になるのです。