Chapter 743 病(やまい)と無縁の世界

連想という、間違った「考え方」と病気とが大きく関わっている。
地球の四十八の法則に則して言えば、死・メス・悪・弱・愚・貧・不幸・地獄・・・老・病は連想という、間違った「考え方」と大きく関わっていると言えます。
四苦八苦の人生は連想と大きく関わっているとも言い切れます。
連想とは、過去や未来に思いを馳せることであります。
昨日のことを悔やみ、明日のことを思い煩うことが連想の為せる業であるのです。
昨日のことを悔やみ、明日のことを思い煩うことが、知性ある人間である証明だと、わたしたちは思い込んできました。
科学者は、過去を反省し、未来に希望を持った結果、多くの発見・発明を実現してきましたが、その反面、支配者が差別・不条理・戦争の社会をつくるのに力を貸してきたのも事実であります。
アインシュタインがアメリカのルーズベルト大統領に原爆開発を提言した結果、彼が愛した日本に原爆が落とされた皮肉がすべてを物語っています。
知性は諸刃の剣であるわけで、決してすべてに有用なものではないことを、わたしたちは肝に銘じておくべきです。
特に間違った「考え方」である連想は、百害あって一利もない代物であり、その片棒を担いでいるのが、過去から現在を通過して未来に流れるものと思い込んでいる、所謂心理的な時間の矢であります。
わたしたちは、時間のことを舐めてかかっていたようです。
時間こそ両刃の剣であり、百害あって一利もない剣の面を自らに向けていたのであります。
拙著「神はすぐ傍」PART(II)Chapter49「あなたの時間は神?悪魔?」で時間は両刃の剣であると申しました所以であります。
過去・現在・未来を時間の流れだと思い、それこそ時間(実時間)だと錯覚してきました
両刃の剣の百利あって一害もない面は、過去・現在・未来などない時間(虚時間)であり、『今、ここ』にいる自分の目線の高低が本当の時間であったのです。
三次元要因が長さ・幅・高さであり、三次元世界が長さ*幅*高さ=体積つまり嵩(量)の世界であるのに対して、四次元要因が密度つまり質であり、四次元世界が質*嵩(量)の世界に外ならないわけで、時間は質の一つの表現形態に過ぎなかったのです。
しかも過去・現在・未来という、間違った「考え方」による時間の捉え方を、わたしたちはしてきたのですから、四苦八苦の人生は自業自得の人生であったのです。
自業自得の四苦八苦の人生から脱却するには、両刃の剣の百利あって一害もない時間(虚時間)を自分のものにしなければなりません。
百利あって一害もない時間(虚時間)を自分のものにするための登竜門が、『今、ここ』であります。
そして間違っていない「考え方」は、『今、ここ』という登竜門の向こう側にある、『今、ここ』の『ここ』であります。
『今、ここ』も『今』と『ここ』の間には深淵(Abyss)が横たわっています。
『今、ここ』の『今』から『ここ』にはこの深淵(Abyss)をジャンプする勇気が要ります。
継続・努力・忍耐の挙げ句に勇気が要る。
知性を得た人類が目指す桃源郷・ユートピアつまり三元論世界へのキーワードであります。
その瞬間(とき)、わたしたちは死・メス・悪・弱・愚・貧・不幸・地獄・・・老・病と無縁の世界に入ることができるのです。