Chapter 745 屁理屈ばかりのあなた

人間の価値は、相対的一元論である好いとこ取りする考え方から如何に速やかに脱却して、有知性の絶対一元論つまり三元論的考え方を持つことができるかに掛かっています。
“誰からも好いように思われたい”
八方美人的発想こそが相対的一元論つまり好いとこ取りの考え方であります。
“誰からも好いように思われたい”は“誰からも悪く思われたくない”の裏返しであり、結果的には八方美人的生き方は八方不美人つまり誰からも信頼されない人間に成り下がるだけのことです。
二元論世界つまり四方美人・四方不美人の生き方を先ず通過することが肝要であります。
“自分のことを、好いように思ってくれる人もいれば、好くないように思う人も必ずいる”
四方美人・四方不美人の考え方であります。
二元論的考え方で以て四方美人・四方不美人の生き方をしますと、畢竟(つま)るところ、四方不美人の側からも信頼を得ることになり、本当の八方美人になる、畢竟(つまり)三元論世界に入ることができるのです。
一元論と三元論の本質は同じである所以であり、相対的が偽物であり、絶対的が本物であるだけのことで、二元論は一元論と三元論の橋渡しの役割を負っているわけです。
一元論と三元論は始点という原点と終点という原点の円回帰運動の静止形態であり、二元論は円周という始点及び終点である原点の運動形態であるとも言えるのです。
静止形態である誕生・死
運動形態である生。
全宇宙の基本法則である誕生・生・死の三つの法則は、静止形態と運動形態の顕現であり、運動の光と音の宇宙と言っても、静止形態と運動形態の往復運動が基本であるのです。
運動の宇宙だからといって、運動形態のみではないのです。
静止形態と運動形態の往復運動が運動の光と音(喧騒)の宇宙であるのです。
静止形態のみが静止の暗闇と沈黙の宇宙であるのです。
人生における最短形態の円回帰運動である息から、最長形態の円回帰運動である一生に至るまで、すべて静止形態と運動形態の往復運動であるわけです。
吸う息と吐く息との間にニュートラル・ポイントがある。
吸う息が誕生であり、吐く息が死であり、その間に生というニュートラル・ポイントがある。
誕生という静止原点があり、死という静止原点があり、その間に生という運動形態がある。
一元論という絶対静止原点(始点)があり、三元論という絶対静止原点(終点)があり、その間に二元論という相対運動円周がある。
誕生した限り、生を経由して、死に至るのです。
一元論から二元論を経由して三元論に至るのです。
全体宇宙の基本法則であります。
いくら嫌だと言っても、いくらごちゃごちゃややこしい話は御免蒙ると言っても、一元論から二元論を経由して三元論に至るのです。
屁理屈ばかりこねまわすあなた!
わかっていますか?