Chapter 750 嘘つき度と病(やまい)

人間だけに病気があります。
理由は嘘をつくからです。
他の生き物-ペットは人間と同類です-には病気はありません。
理由は嘘をつかないからです。
病(やまい)の甲・乙・丙状態は嘘つき度で決まります。
嘘つき度の重症状の人間は、嘘を呑み込む癖を持っています。
嘘つき度の普通症状の人間は、嘘をつく癖を持っています。
嘘つき度の軽症状の人間は、嘘をつくことを躊躇う癖を持っています。
嘘を呑み込む癖を持っている人間は、病(やまい)の丙状態つまり病気を発し易い体質になっています。
嘘という「想い」の負のエネルギーつまりエントロピーが心体(じんたい)に充満して、「想い」の正のエネルギーである自然治癒力を削ぎ取るからです。
「想い」の負のエネルギーとは、まさしく過去や未来に馳せた連想から発するエネルギーに外なりません。
「想い」の正のエネルギーとは、まさしく自我意識を滅した『今、ここ』から『ここ』にジャンプしたエネルギーに外なりません。
従って、病(やまい)の丙状態に陥ったら、呑み込んだ嘘を吐き出さなければ、病(やまい)の乙状態には戻りません。
普段のわたしたちは普通症状の嘘つき度で生きています。
つまり病(やまい)の乙状態にいるわけで、発病には至っていないが、発病する危険性を常に孕んでいる状態にいます。
死とはその極致現象であると考えられます。
嘘つき度が軽症化していくに連れて、病(やまい)は、乙状態から甲状態に移行していきます。
現代のように医学が発達していなかった時代においても、聖人と呼ばれていた人たちが80才以上生きていた事実は、彼らが病(やまい)の甲状態を常としていたからに外なりません。
嘘つき度が極めて少なかったからであり、自分に正直つまり素直に生きてきた結果なのです。
悟りなんて大それたことではありません。
嘘つき度を軽症化するだけのことであります。
嘘をつかない他の生き物はすべて悟っていると言ってもいいでしょう。
だから病気にならないのです。
嘘をつく人間だけが悟っていないのです。
だから病気になるのです。
病気に悩まされている人は、嘘を呑み込んでいるからです。
肉体の病気も、精神の病気も、すべては嘘を呑み込むことが原因です。
連想が、嘘をつく行為から嘘を呑み込む行為へ駆り立てるエネルギー源になっているのです。