Chapter 756 歴史の反転時期

運動の光と音(喧騒)のわたしたちの宇宙は、膨張と収縮の過程を経て円回帰運動を完結します。
膨張するものは必ず収縮するのです。
右肩上がりの膨張はあり得ないわけで、およそ150億年の膨張を続けてきた、わたしたちの運動の光と音(喧騒)の宇宙はいつか必ず収縮に反転するのが、宇宙を貫く法則であります。
およそ1万数千年を経た男性社会の人類の歴史も、いつか必ず反転することになるのです。
誕生・生・死という三つの基本要件に基づく円回帰運動は、運動の光と音(喧騒)の全体宇宙を貫く法則であり、最長形態の円回帰運動が150億年の年齢を重ねているわたしたちの宇宙そのものであり、最短形態の円回帰運動が毎瞬時つまり『今、ここ』を重ねている息であり、その間にわたしたち人間の一生という円回帰運動が横たわっているのであります。
息における吸気が膨張であり、呼気が収縮であります。
人間の一生における青年時期までが膨張であり、壮年以降が収縮であります。
人類の歴史における二十世紀までが膨張であり、二十一世紀以降が収縮であります。
膨張の歴史が差別・不条理・戦争の男性社会の歴史であるなら、平等・公正・共生の女性社会の歴史が収縮の歴史であります。
地球の四十八の法則の中の十六通りの「二元論」である生・死、オス・メス、善・悪、強・弱、賢・愚、貧・富、幸・不幸、天国・地獄が飽くまで補完要因であり、対立要因ではないと強調しましたように、平等・差別、公正・不条理、共生・戦争も補完要因であり、決して対立要因ではないことを改めて指摘しておきます。
生・オス・善・強・賢・富・幸福・天国が好くて、死・メス・悪・弱・愚・貧・不幸・地獄が好くないのではないように、差別・不条理・戦争が好くなくて、平等・公正・共生が好いという問題ではないのです。
生・オス・善・強・賢・富・幸福・天国の時期があれば必ず死・メス・悪・弱・愚・貧・不幸・地獄の時期もある。
差別・不条理・戦争の時期があれば必ず平等・公正・共生の時期もある。
それが膨張と収縮であり、吸気と呼気であるわけです。
男性社会があれば必ず女性社会があるのです。
膨張から収縮の反転時期はそれぞれ固有の周期があります。
吸気と呼気では毎瞬時つまり『今、ここ』であります。
運動の光と音(喧騒)の全体宇宙では膨張が200億年、収縮が200億年であります。
人間の一生では青年時期までが膨張期間であり、壮年以降が収縮期間であります。
人類の歴史では二十世紀までが膨張期間であり、二十一世紀以降が収縮期間であるかも知れない。
そう考えざるを得ない所以が、人類の異常発生が二十世紀の半ばから二十一世紀の半ばまでに起こるという確度の高い予測であります。
末法思想といった単純な発想ではない根拠でもあります。
紀元0年に3億だったのが、15世紀に4億3千万、十六世紀に5億、十七世紀に6億、十八世紀に8億、そして二十世紀初頭に16億だったのが、二十世紀半ばの1950年に25億に達し、1960年に30億、1970年に37億、1980年に45億、1990年に53億、更に二十世紀末には61億に達した世界の人口は、二十一世紀中には100億に達すると言われています。
2千年間掛かって3億から16億に増えた人類の数が、20年間で同じ数だけ増えたのが二十世紀であったわけで、異常発生以外の何者でもありません。
二十世紀と二十一世紀が人類の歴史の膨張から収縮の反転時期である可能性は極めて高いと言わざるを得ません。
二十一世紀が、男性社会から女性社会へ反転する時期である可能性も極めて高いと言わざるを得ません。