Chapter 759 夜明け前の最後の仕事

「第三の軸の時代」の最も画期的なものが、男性社会から女性社会に移行していくことでしょう。
コペルニクスの「地動説」や「コロンブスの卵」的発想ができないと、到底想像することはできません。
しかし人類の歴史を俯瞰してみると、コペルニクスの「地動説」や「コロンブスの卵」的変革は何度も起こっており、特に社会全体がどんでん返しするような時代を、「軸の時代」と言っている所以であります。
当たり前のように思っていることでも、「軸の時代」には想像もつかない考え方であったわけです。
男性社会を当たり前のように思ってきたわたしたちが、女性社会を想像するのは極めて困難ではありますが、二十一世紀の終わり頃には、ごく当たり前のものになっていることは想像に難くないでしょう。
男性社会とは男性らしい社会ということであります。
そういう意味では、現代社会は既に男性社会ではなくなっていると言っていいでしょう。
男性の女性化が進行し、その反動で、女性の男性化も進行しているのが現代先進社会の現象であります。
夜明け前の夜が最も暗い現象なのです。
男性の女性化。
女性の男性化。
男性社会から女性社会へ移行する夜明け前の現象なのであります。
夜明け前の夜が最も暗いが、夜が明けるとその暗さは消滅します。
これは何を意味しているのか。
男性社会から移行した女性社会では、女性化した男性も消滅し、男性化した女性も消滅するのです。
新しくやって来る女性社会とは、女性らしい女性と男性らしい男性で構成される、女性らしい女性を中心にした社会ということであります。
女性化した男性のみならず、男性化した女性も消えてゆく運命であることを、世の男性・女性はわかっていないのです。
流行というのは、夜明け前の真暗闇現象であることを知るべきであります。
一般大衆は、すぐに流行に乗せられる。
流行を創造しているのは、流行に乗せられない連中つまり支配者側の人間であるのです。
麻薬を密造・密売している人間は麻薬中毒に決してならないことを、麻薬中毒者が自覚すれば、麻薬中毒から抜けることができるのです。
支配しているように思わされて、支配されているのが一般大衆であります。
差別しているように思わされて、差別されているのが一般大衆であります。
このことに一般大衆が気づくことが、支配・被支配二層構造と世襲・相続の差別社会から脱却できる道に入るための登竜門であります。
男性が女性化して、女性が男性化しているのは一種の流行だと捉えられているようです。
昨今の若い女性は、悉く男性化してしまっています。
まさに流行なのです。
自己主張することが当たり前だと思っている。
自己主張の本質をわかっているとは到底思えません。
自己主張するには自己責任が伴っているのです。
極論すれば、自己主張する限りは、生命(いのち)を張る覚悟が要るのです。
それが自己責任であります。
自己主張する女性に男性的本質である腕力(暴力)を行使すると、すぐに化けの皮が剥がれます。
本当に自己主張するならば、男性的本質である腕力(暴力)で対抗しなければならないのです。
“我が天下”のような振る舞いをしている女性を男性的本質である腕力(暴力)で以て一喝すると、彼女らは震えあがるのが落ちです。
女性化した男性が黙っているから頭に乗っているだけの、所詮空元気であります。
“柔よく剛を制す”
柔道の極意ですが、女性らしさでしか男性を抑えることはできないことを、昨今の男性化した女性に思い知らせるのが、男性らしい男性の夜明け前の真暗闇での最後の仕事です。