Chapter 761 二元論の根幹

二元論の根幹は生・死の問題であり、誕生・生・死の三元論の二元論的問題だと言ってもいいでしょう。
静止の宇宙から運動の宇宙が誕生したことによって、誕生と死という静止問題の狭間に生という運動問題が生じたと言ってもいいわけです。
従って、二元論世界での二元論の根幹は、オス・メスの問題となります。
男性社会から女性社会へ。
女性社会から男性社会へ。
振り子の両端に男性社会と女性社会がある。
資本主義と社会主義。
二十世紀は、資本主義と社会主義という二つのイデオロギーを軸に世界を二分した世紀でしたが、所詮男性社会を前提とした対立軸にしか過ぎません。
二元論世界での二元論の根幹であるオス・メス二元論は、三元論世界に到達する過程として最終的に透過しなければならない問題であります。
1万数千年の人類の歴史は男性社会の歴史であり、女性社会は一度もなかったことが、人類の歴史を差別・不条理・戦争の歴史にしてしまった最大の原因なのです。
戦後の日本は自民党一党独裁の政治でした。
社会党や新生党が一度だけ自民党の政権を奪取したことがありましたが、結局は自民党の独裁政治であり、いまだにそれが続いています。
個人独裁でないだけで、独裁政治に変わりはないのが、戦後の日本だったわけで、独裁の悪癖である腐敗・堕落が蔓延してしまっているのが実状であります。
人類の歴史においても同じことが言えるわけで、男性社会独裁の人間社会が延々と続いてきた結果が、差別・不条理・戦争だったのです。
自民党一党独裁政治の日本から、自民党と鎬を削る相手が常にいる日本にならなければならないように、男性社会一党独裁の人間社会から、男性社会と鎬を削る相手が常にいる人間社会にならないと、差別・不条理・戦争の人間社会から脱却することはできません。
生・死二元論の問題は、運動の宇宙を貫く根幹の問題であります。
オス・メス二元論の問題は、地球を貫く生命体の根幹の問題であります。
生死の問題については真剣に取り組んできたわたしたち人類でありますが、オス・メスの問題については、男性社会の上に胡座を掻き続けてきたのであります。
二十一世紀になって、オス・メス問題が二元論の根幹問題になってくることは間違いないでしょう。